台湾副総統が安倍元総理の弔問のため私的に訪日⇒中国「台湾当局は機に乗じて政治的策略をめぐらせている」と反発 普段から企てばっかりしているからそう思うんでしょ?
台湾の頼清徳副総統が亡くなった安倍晋三元総理の弔問のため訪日。
台湾メディアによると、1972年の日台断交後、政府最高位の訪日で、現職副総統が訪日したのは1985年の当時の李登輝副総統以来。
しかし、台湾外交部は「副総統の私人としての日程についてはコメントしない」と述べ、安倍元総理の友人としての来訪を強調した。
台湾の頼清徳副総統が11日、安倍晋三元首相の死去を受けた弔問のため、日本を訪問した。
台湾メディアによると、1972年の日台断交後、政府最高位の訪日となる。
台湾メディアは、台湾の在日大使館に当たる台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表と頼氏が、一緒に東京都渋谷区の安倍氏自宅を訪れる映像を伝えた。
これに関し台湾外交部(外務省)は「副総統の私人としての日程についてはコメントしない」と述べ、事実関係の確認を避けた。日本の台湾関係筋も、時事通信の取材に「あくまで私人として、安倍氏の友人としての来訪」と説明した。
日本政府は断交後、中国本土と台湾が不可分とする中国の立場に異を唱えない「一つの中国」政策を維持しており、現職の政府高官の訪日は極めて異例。中国の反発もあり得る中での決行に、主要紙・自由時報は「台日関係の大きな進歩」と報じた。
頼副総統は「安倍元首相のご意思を引き継ぎ、私たちは民主主義という共通の理念を守り続け、決して放棄しないことをここに固く誓います」と、ツイッターに日本語で投稿していた。
私の心は悲嘆に暮れています…安倍元首相のご冥福をお祈りすると共に、ご家族の皆様がお力を落とされることなく、心を強く持たれることを祈っています。安倍元首相のご意思を引き継ぎ、私たちは民主主義という共通の理念を守り続け、決して放棄しないことをここに固く誓います。
— 賴清德Lai Ching-te (@ChingteLai) July 8, 2022
報道によると、頼副総統による弔問は蔡英文総統の指示を受けたものだそうだ。
頼副総統に近い立法委員によりますと、頼副総統による弔問は蔡英文総統の指示を受けたものだということです。
総統府は「安倍元総理大臣の家族の意向を尊重し、関連のスケジュールについては説明しない」とコメントしました。
頼副総統の訪日に中国が案の定反発。中国外務省の報道官は「台湾当局は機に乗じて政治的策略をめぐらせているが、その政治的企ては実現できない」と批判した。
中国外務省の汪文斌副報道局長は12日の記者会見で、台湾の頼清徳副総統が死去した安倍晋三元首相の弔問のため訪日したことを受け、「台湾当局は機に乗じて政治的策略をめぐらせているが、その政治的企ては実現できない」と批判した。
日本側には外交ルートを通じ「厳正な申し入れ」を行ったと明らかにした。
副総統はあくまでも親しい友人として参列してくれたのだ。おそらく中国は弔意だけ示せば済む話だと言いたいのだろうが、中国がこのような反発をするのも無理はない。日本のマスコミである朝日新聞でさえこのような報じ方をしているのだから。
親台湾派として知られた安倍晋三元首相の死去を受け、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は11日、弔問のために頼清徳(ライチントー)副総統を日本に派遣した。日本は台湾を独立国として認めておらず、現職の副総統の訪日受け入れは異例だ。日台当局が安倍氏の台湾支持の考えを考慮し、双方の関係強化に向けた布石にしようとした可能性がある。
マスコミは相変わらずだ。とはいえ、またしても中国の懐の小ささが浮き彫りとなった。私的訪問と言っているのだから、大国ならば少しは余裕を見せればいいものを、本当に肝が小さい。台湾高官は海外旅行すらもいちいち中国にお伺いしなければいけないのだろうか。
まぁ、中国は普段から企てばかりやっている国だから、よそも企てをしていると猜疑心に苛まれるのは仕方ないのかもしれない。