【朝日川柳】朝日新聞OB「意見があるなら、堂々と社論として表明すればいい。『川柳』に代弁させたりするのは卑怯だ。OBとしても、耐えがたい姿勢だ」
問題となった朝日川柳について、夕刊フジが朝日新聞広報部に質問した。
朝日川柳については、擁護する意見も見受けられたが、識者を含め、一般人からも「ありえない」「常軌を逸している」といった批判がネット上で殺到していた。
朝日新聞OBも「意見があるなら、堂々と社論として表明すればいい。『川柳』に代弁させたりするのは卑怯だ。OBとしても、耐えがたい姿勢だ」と批判していた。
元NHKアナウンサーで、自民党の和田政宗参院議員はツイッターで、「民主主義の根幹である選挙運動中に受けた銃撃殺害事件を、あざ笑うかのような句を掲載。朝日新聞は殺人や民主主義や言論への暴力を肯定するのか。報道機関としてあり得ない」と怒りをにじませた。
ネット上では、「国葬の是非に議論はあるが言論の自由を逸脱している」「亡くなった安倍氏を貶めている」といった批判の一方で、「こんな川柳が生まれるのは国が健康だということ。ユーモアも風刺も封殺する国は滅ぶ」などと擁護する声がある。
中略
朝日新聞OBで、『崩壊 朝日新聞』(ワック)、『偽りの報道 冤罪「モリ・カケ」事件と朝日新聞』(同)などの著書があるジャーナリストの長谷川熙氏は「意見があるなら、堂々と社論として表明すればいい。『川柳』に代弁させたりするのは卑怯(ひきょう)だ。朝日新聞の立場を明示せず世論を誘導しようとする意図がみえる。OBとしても、耐えがたい姿勢だ。いわゆる慰安婦問題でも、日本政府の強制連行があったなどとする誤った報道について国内外で幅広く訂正する様子がない。こうした無責任な報道姿勢は大変な悪影響があるが、国民世論はすでに、朝日新聞の『本質』として理解しているのではないか」と厳しく指摘した。
引用元 朝日新聞に質問状で直撃! 安倍元首相銃撃めぐり「川柳」大炎上 事件や国葬を揶揄 OB長谷川熙氏「無責任な報道姿勢」と指弾も
長谷川の嘆きももっともだ。
夕刊フジは
▽川柳の選者「西木空人」氏の名前と肩書
▽川柳の選考方法と、最終的な掲載可否の職責レベル
▽選出が国葬や安倍氏死去に偏った理由
▽今回の件に関する、朝日新聞への意見などの件数
▽朝日新聞の見解
などについて朝日新聞広報部に質問したという。
【朝日新聞社広報部の回答全文】
まとめてお答えいたします。
朝日川柳の選者は、本社の元社員で、2004年から選者をお願いしています。掲載は選者の選句をふまえ、オピニオン編集部で可否を最終的に判断しています。
15、16日付の川柳につきましては、多くのお問い合わせやご意見を頂戴しております。ご批判は重く、真摯(しんし)に受け止めています。
朝日新聞社はこれまで紙面とデジタルの記事で、凶弾に倒れた安倍元首相の死を悼む気持ちをお伝えしてきました。国葬についても様々(さまざま)な考え方や受け止めがあることを踏まえて、今後に生かしていきたいと考えています。
なお、15日付の「還らない命・幸せ無限大」の句につきましては、東電旧経営陣に賠償命令が出たことについて詠んだ川柳であり、新聞やデジタル記事に掲載した句評でも説明していることを申し添えます。
引用元 朝日新聞に質問状で直撃! 安倍元首相銃撃めぐり「川柳」大炎上 事件や国葬を揶揄 OB長谷川熙氏「無責任な報道姿勢」と指弾も
「オピニオン編集部で可否を最終的に判断」とある。ということは朝日新聞が最終的に判断して掲載OKにしたということだ。
「凶弾に倒れた安倍元首相の死を悼む気持ちをお伝えしてきました」と述べているが、「悼む気持ち」を本当に持っているのなら問題となった川柳をわざわざ選んで掲載するだろうか?「悼む気持ち」を本当に持っているのか疑わしい。