中国海軍測量艦が屋久島周辺の領海侵入 東シナ海及び日本海においては領空侵犯のおそれ
防衛省が中国海軍の測量艦が屋久島周辺の日本の領海に侵入したのを確認したと発表した。
中国軍の艦艇の領海侵入は今年4月以来、6回目ということ。
防衛省は、中国海軍の測量艦1隻が20日、鹿児島県の屋久島周辺の日本の領海に侵入したのを確認したと発表しました。
中国海軍の艦艇の領海侵入は6回目で、ことし4月以来です。防衛省は、警戒・監視を続けるとともに航行の目的を分析しています。防衛省によりますと、20日午後6時50分ごろ、中国海軍の測量艦1隻が屋久島の南の接続水域を航行しているのを確認し、測量艦は午後8時ごろ、日本の領海に侵入したということです。
海上自衛隊の補給艦「ましゅう」や鹿屋基地所属のP1哨戒機が情報収集や警戒・監視にあたり、測量艦は3時間半ほどたった20日午後11時半ごろ、口永良部島の西の領海を出て、西に向かったということです。
中国海軍の艦艇の領海への侵入はこれが6回目で、ことし4月以来です。
防衛省は警戒・監視を続けるとともに、中国海軍の領海侵入などの動きが活発になっているとして、今回の航行の目的を詳しく分析しています。
7月20日、中国海軍シュパン級測量艦1隻が屋久島南の我が国領海に入域したのを確認しました。中国海軍による領海への入域の公表は本年4月以来の6度目であり、懸念すべきものです。#防衛省・自衛隊 は、領土・領海・領空を断固守り抜きます。 pic.twitter.com/FQhFUaNbQe
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) July 21, 2022
7月20日(水)午後6時50分頃、屋久島(鹿児島県)南の我が国の接続水域を北進する中国海軍シュパン級測量艦1隻を確認し、同日午後8時00分頃、屋久島南の我が国領海に入域したのを確認しました。
その後、同日午後11時30分頃、当該測量艦が、口永良部島(鹿児島県)西の我が国の領海から出域し、西に向けて航行したことを確認しました。
海上自衛隊第1海上補給隊所属「ましゅう」(舞鶴)及び第1航空群所属「P-1」(鹿屋)が、所要の情報収集・警戒監視を行いました。引用元 中国海軍艦艇の動向について
さらに「昨日、東シナ海及び日本海において、領空侵犯のおそれがあったため、空自西部航空方面隊等の戦闘機が緊急発進し、対応しました」と発表。
昨日、東シナ海及び日本海において、領空侵犯のおそれがあったため、空自西部航空方面隊等の戦闘機が緊急発進し、対応しました。防衛省・自衛隊は、引き続き、我が国の領域と国民の皆様の平和な暮らしを守るため、24時間365日、対応に万全を期していきます。※写真はイメージ pic.twitter.com/wlp03sEMIm
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) July 21, 2022
また一段警戒レベルが上がったとみていいだろう。本当に危険な局面が近づいてきている。もう日中友好など言っている場合ではない。友好的な国がこのような侵略の準備をするわけがない。
防衛省は「近年中国による日本周辺における軍事活動がますます拡大・活発化の傾向にあり、今回の領海内航行についてもその一環とみられる」と警戒感を示している。(参考)