佐々木俊尚氏、朝日新聞について「とうとうそっちに行ってしまったのか」「このままだと朝日新聞はあと10年で消滅します」
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」で安倍元総理暗殺について揶揄する「朝日川柳」について話題になった。
番組では、「ツイッターやSNSで安倍さんを揶揄する人がいるのは、仕方がない部分があると思うのだけれど、社会の公器であり、軽減税率ももらっている朝日新聞が、あからさまに亡くなった人を馬鹿にするような川柳を大量に載せているのはいかがなものかと思います。
」と、社会の公器である朝日新聞が故人を貶めるような川柳を選んで多数掲載させたことを問題視。
ジャーナリストの佐々木俊尚氏も「とうとうそっちに行ってしまったのか」と漏らした。
なぜこのようなことになったのか?朝日新聞は年間40万部ペースの部数減少が続き、読者も左傾化してきて、そのコアな読者を繋ぎ止めるために過激な内容になっているのではと番組では解説。
購買部数が500万部を切った朝日新聞 ~読者に合わせた記事をつくった結果か
佐々木)朝日新聞は部数が500万部を切っていて、1年で40万部くらいずつ減っているのです。去年(2021年)の夏に1回購読料を改定して、300円くらい上げたのかな。それで今年、黒字になったと言っているのだけれど、黒字になったと言っても部数が40万部ほど減っているので、購読料をいくら値上げしてもまったく追いつかない。結局はリストラしたり、給料を減らしたりして何とか凌いでいるという状況で、もうあとがないのです。飯田)あとがない。
佐々木)毎年40万部も減っていったら、このままだと朝日新聞はあと10年で消滅します。もはや新しい読者を獲得する見込みがほとんどないなかで、現在のかなり左に寄ってしまった読者をつなぎ止めるために、その島宇宙のなかでウケるための記事を増やしているという印象があって、昔より過激になっている感じがします。
飯田)いまの購読者にウケるように。
佐々木)そういう構造のなかで、今回のようなものが出てきてしまったのかなと思うのです。もはや、あの狭い、立憲民主党や共産党を支持している人たちで、有権者の割合で言うとわからないですけれど、10%くらいしかないと思うのですが、その人たちに合わせた記事になってしまっているのではないでしょうか。
まさに立憲民主党などが支持率を減らしてきていることと同じ現象が朝日新聞に起きている。
「毎年40万部も減っていったら、このままだと朝日新聞はあと10年で消滅します」とあるが、実際に深刻な状況で、昨年の早期退職では約110名が退職し、今年も9月から11月にかけて45歳以上の社員を対象に「200人以上」の希望退職者を募る方針を労働組合に通告したと報じられた。(参考)
黒字についても、実際は14年度(2886億円)から7年間で約1千億円(1881億円に)も売り上げを落としている。(参考)
部数削減の対策として取ったのが値上げと人員削減だ。こまさに悪循環で、このままいけば本当に存続も危うい状況だ。
どこの新聞社も部数削減は深刻な問題だと思うが、朝日新聞は特に死活問題となっているようだ。
朝日新聞は地方紙レベルまで規模を縮小するか、いっそのこと廃刊しないと赤字は膨らむばかりだろう。