硫黄島を訪問した安倍元総理、日米の激戦地で見せた哀悼の念!!こういう総理が歴史上いますか???
歴代最長の在任期間を誇った安倍元総理。安倍元総理は戦後レジームからの脱却を図り、外交を展開していった。しかし、その一方で、第二次世界大戦で亡くなられた方々への哀悼の念を忘れることはなかった。
アメリカのパールハーバー訪問、そしてオーストラリアのダーウィン訪問と戦地を訪問している。
その安倍元総理が驚きの行動に出たのが旧日本軍とアメリカ軍との激戦が繰り広げられた硫黄島だ。
後に統合幕僚長を務めた河野氏も驚いた安倍元総理の行動!!
第二次世界大戦の大激戦地の1つ硫黄島。戦後は海上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれており、基地関係者以外の民間人の立ち入りは禁止されている。
この硫黄島に安倍元総理が訪れたのが2013年4月。硫黄島での遺骨収集の状況を現地視察する為に硫黄島に向かったのだが、現地で誰もが想像しなかった行動をとったのだ。
河野氏は、自衛隊の最高指揮官としての安部元総理を「常に自衛隊がいま何をやっているのか頭に入っていて、防衛安全保障の政策を考えていた方だった」と語った。
(中略)
また2013年の安倍元総理の硫黄島(太平洋戦争末期の1945年2月およそ1ヵ月間にわたり旧日本軍とアメリカ軍が激しい戦闘を繰り広げた地)訪問について「お見送りの際、飛行場の滑走路で突然、ひざまずかれて手を合わされた。恥ずかしながら私はどう対応していいのか、わからなかった。よく考えてみると滑走路の下にご遺骨が眠っている。それを安倍元総理はご存じだった。自然とそういう行動に出られた。戦没者に対する哀悼の念が深い方だと心底思った。おそらく日米双方のご慰霊に対して敬意を表された」と語った。
(出典 首相官邸フェイスブック)引用元 安倍元総理は硫黄島の飛行場の滑走路で、突然ひざまずき、手を合わせた。 私には何が起きたか、分からなかった。 ~前統合幕僚長・河野克俊
突然、滑走路上で膝をつかれた安倍元総理。そして手を合わせたのだ。河野元統幕長が語っているように、安倍元総理の戦没者に対する哀悼の念が伝わってくる話だ。
滑走路に膝をつかれ、手を合わせた安倍元総理は、同年8月には次のような指示を飛ばしている。
安倍晋三首相は22日、太平洋戦争の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の自衛隊基地の滑走路下にある戦没者の遺骨収容に向け、滑走路の移設に着手する意向を示した。超党派の議員連盟「硫黄島問題懇話会」の会長である自民党の逢沢一郎衆院議員が首相官邸を訪ねて要望し、首相は「滑走路の移設は必要だ。計画に入ろう」と述べた。逢沢氏が会談後、記者団に明らかにした。政府は来年度予算案に調査費を計上する方向だ。
硫黄島の戦没者約2万2千人のうち遺骨の収容は半数にとどまっている。首相は4月に同島を訪問し、遺骨収集作業を視察。遺骨の帰還事業を加速させる考えを示していた。
(出典 首相官邸フェイスブック)
残念ながら滑走路の移設は実現していないが、安倍元総理の深い哀悼の念は、遺骨収集帰還で大きな変化を生んだ。
滑走路下の遺骨収集に向けた取り組みが進み、探査レーダを用い、反応があった場所は全て掘削することになったのだ。
全ての掘削が終わった後に、現滑走路の移設に着手すると「平成26年度以降の硫黄島に係る遺骨収集帰還の取組方針」(修正案)には記されている。
安倍元総理が見せた戦没者に対しての深い哀悼の念。一日でも早く、硫黄島から戦没者の遺骨が帰還することを願わずにはいられない。
そして、だ。戦後、こうした総理大臣がいたのかを思いをはせて頂きたい。安倍元総理は、本当にかけがえのない大宰相だったのだ。
(出典 首相官邸フェイスブック)