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国葬反対の立憲民主党、「(追悼演説は)他党の議員が行うのが通例だ」と自らが行うべきと主張 → どうして、当初からその「姿勢」を出さなかったの??

参院選後の臨時国会が来月3日に招集されることに決まった。この臨時国会では暗殺された安倍元総理の追悼演説が行われる。

現職の国会議員が亡くなった場合に、これまでも追悼演説は行われてきた。しかし、今回の追悼演説について立憲民主党の西村幹事長が「他党の議員が行うのが通例だ」と反発している。

国葬に反対しておきながら、追悼演説はやりたい立憲民主党。それならそうと国対委員長会談で速やかに返答をすればよかっただけではないのか。

チグハグに見える立憲民主党の対応。またしも支持を失うのではないか??

西村幹事長、立憲民主党が追悼演説を行うべきと主張

臨時国会で行われる安倍元総理の追悼演説。誰が登壇するのかに注目が集まっているが、立憲民主党の西村幹事長は、立憲民主党から登壇者を出すべきと主張している。

立憲民主党の西村智奈美幹事長は26日、8月3日召集の臨時国会で、自民党の甘利明前幹事長が安倍晋三元首相の追悼演説を行う方向で同党が調整に入ったことについて「追悼演説は他党の議員が行うのが通例だ。自民党のための追悼演説なのかと言わざるを得ない。再考してもらわなければならない」と反発した。党本部で記者団に語った。

西村氏は「通常でいえば野党第一党である立憲民主党から追悼演説者が出たのではないか」と述べ、立民議員が追悼演説を行うべきだとの考えを示した。


(出典 衆議院インターネット審議中継)

引用元 安倍氏追悼演説 西村幹事長反発「立民が行うべき」

通例に則れば、立憲民主党が行うのが筋だと主張する西村幹事長。西村幹事長は「通例」という言葉を使っているが、報道では「通例」ではなく「多く見受けられる」という言葉が使われている。

国会では、現職の国会議員が死去した場合、本会議で追悼演説を行うことが通例となっていて、これまで、総理経験者が死亡した場合は、他党の党首や総理経験者が演説するケースが多く見受けられます。
引用元 安倍元総理の追悼演説 来月5日を提案 自民国対

そして、だ。追悼演説が行われること、そして西村幹事長が言うように「追悼演説は他党の議員が行うのが通例」というのであれば、国対委員長会談の時の対応は一体なにを意味するのか。

自民党の高木毅国対委員長と立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長が20日国会内で会談している。その会談は次のように報じられている。

自民党の高木毅国対委員長は20日、立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長と国会内で会談し、故安倍晋三元首相の追悼演説を、8月5日に衆院本会議で行うことを提案した。馬淵氏は持ち帰った。

引用元 安倍氏追悼演説、来月5日で調整 臨時国会は3日間―自・立国対委員長

西村幹事長が言うように「通例」であるならば、立憲民主党が行うことは明白だったはず。それにも関わらず、馬淵国対委員長は「持ち帰った」のだ。

そして自民党が追悼演説について甘利前幹事長が行う方向で調整に入ったのが26日。20日の国対委員長会談から26日までの間、立憲民主党はなにをしていたのか。

支持層からの反発を恐れて「立憲民主党が追悼演説を行う」という結論を出せなかっただけではないのか。

国葬には反対しつつ、追悼演説は行いたかった立憲民主党。そのチグハグな姿勢が有権者の共感を得ることはない。

安倍元総理の追悼演説について、アメリカのペロシ下院議長が、来日し傍聴することを検討している(参考)。

注目を集める追悼演説、準備を粛々と進めてもらいたい。

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