【ありえないミス】「佐渡島の金山」の推薦書不備で手続き進まず
何ともお粗末な話だ。
世界文化遺産に「佐渡島の金山」を推薦した政府だが、推薦書に不備があり、2023年の登録審査に向けた手続きに入れていないということだ。不備のおかげで推薦書がユネスコから諮問機関に送られず、審査が進んでいない。ありえないミスだ。
政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島の金山」が、2023年の登録審査に向けた手続きに入れなかったことについて、関連する自民党の議員連盟で事務局長を務める細田健一衆院議員は「本当に驚愕している。情報共有されなかったことが一番大きな問題」と指摘した。
「佐渡島の金山」をめぐっては、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)から、政府がすでに提出している推薦書の不備を指摘されたことから、改めて提出し直すことになった。
佐渡金山自民党の「佐渡島の金山」世界遺産登録を推進する議員連盟の細田事務局長は7月28日、「本当に驚愕している」と述べた上で、「ユネスコから指摘があり、文科省は努力いただいたと思うが、その情報開示が遅れたというか、新潟県や佐渡市にも情報共有がなされなかったので、そこが一番大きな問題だ」と強調した。
「佐渡島の金山」議員連盟は、29日午前に開かれる予定の会合で、政府側から説明を受けた上で、今後の対応を協議していく方針だ。
岸田総理は「まことに遺憾ながらやむをえない」と述べるも、起きたことは仕方ないと、登録の実現に向け全力で取り組むよう指示。
この中で、末松大臣は、「ユネスコの事務局から推薦書の一部に十分でない点があるという判断が示され再考を求めてきたが、事務局の判断は変わらないことが最終的に確認された」と説明しました。
そのうえで、「できるかぎり審査が早期かつ確実に進み、登録を実現するためには、苦渋の選択だが、推薦書を改めて提出するほかない」と述べ、推薦書を提出し直す意向を伝えました。
これに対し、岸田総理大臣は「まことに遺憾ながらやむをえない」と述べ、登録の実現に向けて新潟県などと連携して全力で取り組むよう指示しました。
このあと、末松大臣は「9月末までに暫定版の推薦書を提出し、来年2月1日までに正式なものを提出したい。地元自治体と協力して、最大限努力したい」と述べました。
そして、来年の登録実現については「難しい状況だ」と述べました。
政府、文科省、文化庁は猛省すべきだ。
佐渡島の金山の世界文化遺産登録を目指して熱心に活動していた安倍元総理もきっと頭を抱えているだろう。
そして、これで登録を逃したら韓国が腹を抱えて笑うだろう。