中国の国防大学教授「重要軍事演習は日本も念頭に」 中国報道官「演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」
中国の国防大学教授が、中国軍が台湾周辺で行っている軍事演習について、日本も念頭に置いて行っていると明かした。
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に反発し中国が台湾周辺で行っている「重要軍事演習」について、中国軍の関係者は日本も念頭において行っていることを明らかにしました。
中国軍の教育機関である国防大学教授の孟祥青氏は4日、国営の中央テレビの番組に出演し、台湾を取り囲むように行っている「重要軍事演習」について「北側の2つの区域は沖縄に近い」と発言。演習の対象が日本や沖縄の米軍基地を含んでいることを示唆したうえで、「外部勢力の干渉に対する強烈なシグナルを送っている」とその意図を解説しました。
また、中国中央テレビによりますと、中国軍が発射したミサイルが初めて台湾の上空を通過したということです。
一方、台湾の蔡英文総統は4日、今回の演習について「台湾海峡の現状を破壊し我々の主権を侵害するだけでなく、インド太平洋地域の緊張を高めている」と非難。国際社会に対し、中国の軍事行動を止めるよう協力を呼びかけました。
中国の発射したミサイルの落下地点を見ればよく分かる。
自民党の河野太郎元防衛相は「ミサイルはそこに「落下」したのではなく、そこを狙って撃たれた」と指摘。
「我が国のEEZを含む我が国の近海に設定された訓練海域に弾道ミサイルが落下しており、我が国の安全保障及び国民の安全に関わる重大な問題であり、強く非難します」と防衛省は言うが、ミサイルはそこに「落下」したのではなく、そこを狙って撃たれたのであり、こんな呑気な対応では不十分だ。
— 河野太郎 (@konotarogomame) August 4, 2022
中国軍も「ミサイルは全て目標に命中した」と主張している。
中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は4日、同戦区のロケット軍の部隊が演習で、台湾東方の海域に向けて複数のミサイルを発射したと発表した。ミサイルは全て目標に命中したと主張している。
台湾有事目前という認識で対応にあたらないといけないほど緊迫した事態だ。
そして、中国側は日本の抗議に対して「演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」と、開き直りを見せた。
日本政府は発射された弾道ミサイルのうち、5発が日本のEEZの内側に落下したと推定されるとして中国側に抗議しました。
日本側の抗議に対し、これまでのところ中国政府の公式な反応はありませんが、日本側が演習区域に日本のEEZが含まれているとして懸念を伝えたことについて、中国外務省の華春瑩報道官は、4日の記者会見で「両国は関連海域で境界を画定しておらず、演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」と主張しました。
これは、中国は悪くないという主張であり、今後もやるという意味だ。そして、台湾に近い沖縄の島々も台湾進攻時にはターゲットに含まれると見た方がいいだろう。
インド太平洋版NATOを作り、中国の暴走に対峙しなければならない日が近づいた。あくまでも中国と戦争をするための組織ではなく、戦争をしないさせないことを目的とした組織だ。それには、まず日本が改憲を行わなければならない。