自民・萩生田政調会長らが靖国参拝 西村経産相の参拝には中国が批判 外務省は「他国政府から指示される事ではない」と言うべきでは?
自民党の萩生田光一政調会長らが靖国神社を参拝したことがニュースになった。本来ならいちいちニュースにする話題ではないが、過剰な反応を見せる中国や韓国に対しては重要なメッセージになるのではないだろうか。
「終戦の日」の15日、自民党の萩生田政務調査会長らが、東京・九段の靖国神社に参拝しました。
自民党の萩生田政務調査会長は15日午前8時ごろ、靖国神社に参拝しました。
参拝を終えたあと萩生田氏は記者団に対し「先の大戦で尊い犠牲となられた先人のみ霊に謹んで哀悼の誠をささげ、あわせて恒久平和をあらためてお誓いした」と述べました。
また私費で玉串料を納め「自民党政務調査会長衆議院議員 萩生田光一」と記帳したと説明しました。
萩生田氏は菅内閣で文部科学大臣だった去年の終戦の日にも参拝しています。
またこれに先立ち、自民党の小泉元環境大臣も去年に続いて終戦の日に参拝しました。
小泉氏は参拝後、記者団の問いかけには応じませんでした。
また8時過ぎには、鈴木英敬・内閣府政務官も参拝しました。
恐らく、中国は批判するだろう。
西村康稔経済産業相が終戦記念日に先立ち靖国神社を参拝したこと中国は批判していた。
中国外務省は14日夜に発表した報道官談話で、西村康稔・経済産業相が靖国神社に参拝したことに対し、「日本政府の歴史問題に対する誤った態度を改めて示した」と批判した。その上で、日本側に対して厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
報道官談話は、日本側に対し「侵略の歴史を適切に正視し、深刻に反省し、責任ある態度で関係する問題を適切に解決するよう求める」と表明した。
西村氏は、終戦記念日に先立つ13日に参拝し、「衆院議員西村康稔」と記帳して玉串料を私費で納めた。
だが、海外の識者からも日本の政治家の靖国参拝については「外国の政府からあれこれ指示されるべき慣行ではない」という指摘があがっている。
「外国の政府からあれこれ指示されるべき慣行ではない」
さて、そんな背景の中で、6月上旬に訪日した日本近代史研究の専門学者ケビン・ドーク氏が安倍晋三首相とも会い、改めて日本の政治指導者による靖国神社参拝を奨励した。靖国参拝は日本を守るために戦って、命を捨てた戦死者たちの霊への敬虔な追悼であり、首相など政治指導者はもっと頻繁に参拝をして、弔意を表すべきだというのである。米国の識者の間にもこうした靖国参拝奨励の意見があることを改めて銘記しておくべきだろう。
こういう時こそ外務省が「他国政府から指示される事ではない」ときっぱり言うべきではないだろうか。