長崎新聞が平戸市役所に「統一教会」との関係を尋ねるアンケート送る 市長「まるでキリシタン弾圧の踏み絵」「小さな自治体を調べるよりも影響力の大きい報道関係者を調べたら?」
長崎県の黒田成彦平戸市長が、「長崎新聞社から市役所に「統一教会」との関係を尋ねるアンケートが届いていた」とツイッターに投稿した。
黒田市長は「まるで江戸期のキリシタン弾圧の踏み絵のようだ。かくれキリシタンの末裔である私は、遺伝子的にこのような「踏み絵行為」は気持ち悪い」としたうえで「むしろ地方の小さな自治体の政治家との関わりを調べるよりも、影響力の大きい報道関係者との関係性を調べたらどうだ?」と指摘した。
むしろ地方の小さな自治体の政治家との関わりを調べるよりも、影響力の大きい報道関係者との関係性を調べたらどうだ?
すでに毎日新聞社は関係性がバレているし、報道各社の社員に統一教会の関係者はいないのか?
そこまでやるのに意味を感じないと同じくらい、私は意味を感じない。— 黒田成彦 (@naruhiko_kuroda) August 16, 2022
黒田市長の投稿には多くの賛同者がコメントをしていた。
私も、「踏み絵」というよりはマスコミによる「魔女狩り」だと思っている。
こういったマスコミの「魔女狩り行為」について、藤原かずえ氏は次のようにツイートしていた。
政教分離とは、議員を含めた公務員がその立場を利用して特定の教団に資する行為を禁じることです(憲法20条1&3+89条)。国家の公務員が宗教を信じるのも教会の信者が政治に参加するのも個人の自由です。ましてや民間人の候補者がどこで政策を訴えようが何の問題もありませんhttps://t.co/N72nzJ5YHH
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) August 16, 2022
そもそも「政治家がカルトにお墨付きを与える」という命題自体、日本社会がいつまでも脱却することができないナイーヴな【権威論証】です。「〇〇さんが言ったから」や「みんながそうしているから」は結論の論拠にはなりません。この思考停止社会の方がよっぽど深刻な問題ですhttps://t.co/5LDDiHab6N
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) August 16, 2022
テロリストを「可哀そう」と擁護し、テロ被害者に「自業自得」「殺されて当然」と罵声を浴びせ、統一教会と「接点」があった自民党議員を魔女狩りして「ズブズブ」の烙印を押し、統一教会との接点を基準に内閣の人事を決定させる日本社会は完全にメディアに支配されていますhttps://t.co/ynXBnk9Ciq
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) August 16, 2022
藤原氏が指摘する「魔女狩り」を、マスコミは地方の自治体にまで手を伸ばして、関係があれば「ズブズブ」という烙印を押そうとしている。
黒田市長が指摘するように、「統一教会」をそれほど悪とするのなら、まずはマスコミが身の潔白を示すのが筋ではないだろうか。