安倍元総理の偉大の功績!!保護主義の台頭が懸念されている中で成立させた日欧EPA!!
国内で賛否両論がある安倍元総理の国葬。メディアは反対派の主張ばかりを垂れ流しし、賛成の意見が地上波に乗ることは皆無に等しい。
国葬の是非を判断するには、その判断材料の提供が不可欠だ。そして反対派、メディアが思っている以上に安倍元総理の功績は多いのだ。
我国とEUとの間で結ばれたEPAも功績の1つだ。保護主義が懸念される中で締結された日欧EPA。このEPAは自由貿易体制を守る意思を内外に知らしめたのだ。
卓越した戦略の持ち主だった安倍元総理。国葬反対派もその功績に目を向けるべきだ。
自由貿易体制を守る意思を示した安倍元総理!!!
安倍元総理が有効な関係を構築したアメリカのトランプ大統領。しかし、だ。世界的に見ればトランプ大統領の動きは警戒されていた。TPPからの離脱を表明するなど保護主義に走るのではないかと懸念されていたのだ。
そうした国際情勢の下で、強い意思を表明したのがトランプ大統領と友好な関係を構築していた安倍元総理だ。
日本政府と欧州連合(EU)は17日、首相官邸で経済連携協定(EPA)に署名した。人口6億人、世界の国内総生産(GDP)3割を占める巨大市場が誕生する。安倍晋三首相は会見で「保護主義が広がる中、日本とEUで自由貿易の旗手として世界をリードしたい」と強調。米国が保護主義に転じる中で、日欧が自由貿易体制を死守する姿勢を示した。
首相は、日欧EPAを「国際社会の平和と繁栄をリードする基盤」と評価。「日本のGDPを約5兆円、雇用を29万人創出する」、「欧州の優れたかばんや、ワイン、チーズなどを気軽に楽しめるようになる」と強調した。
EPA発効に伴う懸念に対しては「政府としてはしっかり向き合い対応していく」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)の対応策を援用するとの方針をあらためて示した。
(出典 首相官邸)
安倍元総理がEPAを締結するだけではなく、「保護主義が広がる中、日本とEUで自由貿易の旗手として世界をリードしたい」と語ったことの意義は当時の国際情勢に照らせば大きな意義があったのだ。
この日欧EPAの締結は、本来はブリュッセルで行われる予定だったが、安倍元総理が国内で発生した災害への対応の為、外遊を取りやめた。その結果、EU側が来日し締結したのだ。このEU側の動きを見れば、この日欧EPAに多くの期待を寄せていたことがわかる。
国際社会でリーダーシップを発揮した安倍元総理。その逝去にあたっては、駐日代表部がすぐさまボレル上級代表の声明を発表した。
「安倍晋三元総理が、民主的な選挙での活動中に凶悪な襲撃を受け亡くなられたという痛ましい報に接し、愕然としている。
われわれは、この襲撃を最も強い言葉で非難する。同氏のご家族、ご友人、岸田文雄総理および日本国民の皆さまに哀悼の意を表したい。
EUは今日、あらゆる分野で日・EU関係の深化と強化に貢献してきた友人を失った。この重要な取り組みは、岸田総理の下でも継続されよう。
歴代で最も長く日本の総理を務めた安倍氏は、欧州、インド太平洋地域および世界において、平和、民主主義と法の支配を追求するEUの揺るぎない味方として記憶されるだろう。
EUと日本は、かつてないほど重要性が増しているこれらの原則をさらに育むために、今後も協力して取り組んでいく」
自由貿易か保護主義かという国際社会の岐路で、重要なメッセージを発した安倍元総理。その偉大な功績はEUではしっかりと理解されている。
国際社会の評価を国葬反対派は知らないのか、それとも知ろうとすらしないのか。
これほどまでに多くの国と地域から評価された我国の政治家は安倍元総理しかいない。岸田総理には、今までの安倍元総理の功績に応える為に、国葬に向けた準備を着々と進めてもらいたい。
(出典 首相官邸)