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ヨーロッパ情勢で卓越した戦略を発揮した安倍元総理!日独関係も深化!

安倍元総理の卓越した外交戦略。それはインド太平洋、そしてアジアに限ったことではない。ヨーロッパが、イギリスのEU離脱という難局に直面していた時、安倍元総理はヨーロッパ諸国との関係を深化させることに成功した。

イギリスとはEPAを締結。EUとのEPAを締結し、保護主義に対抗する姿勢を安倍元総理は国内外に鮮明にしたのだ。

そしてEUの大国の1つ。ドイツとも関係を深化させ、情報保護協定を締結。まさに地球儀を俯瞰する外交を展開した安倍元総理。その功績を称えるには国葬が唯一の選択肢だ。

ドイツをアジア太平洋に引き込んだ安倍元総理!!

ドイツにとって我国は最も長く緊密な関係を培ってきた国の1つだ。そして、輸出志向の高度技術立国という点でも両国には共通点がある。

この両国の関係を深化させてきたのが安倍元総理だ。同時期にドイツではメルケル首相が長期政権を担っていた。この両者は幾度も首脳会談を重ねてきた。

両国のターニングポイントになったのは情報保護協定だ。この協定の大筋合意後の日独首脳会談で両首脳は次のように語っている。

両首脳は、情報保護協定の締結交渉が大筋合意に至ったことを歓迎し、これを機に安全保障・防衛分野での協力を推進していくことを確認しました。

また、両首脳は、国際社会の安定と繁栄に向け、両国の協力の地平を拡大していくことで一致しました。両首脳は、具体的に進めていくべき協力について意見交換を行い、「自由で開かれたインド太平洋」の実現、ミャンマーの民主的な国造りに向けた相互補完的な取組、サヘル地域を始めとするアフリカの平和と安定及び持続可能な開発の後押し、西バルカン諸国の欧州統合支援、国連PKOの能力構築支援等において協力していくことを確認しました。


(出典 外務省)

引用元 日独首脳会談

この日独情報保護協定は、日独関係の深化を象徴する出来事であると同時に、重要な意味を持つものだった。それはドイツが長年中国との関係に重きを置いてきたからだ。その為、ドイツは我国との安全保障分野での協力を抑えてきたわけだ。つまり、この日独情報保護協定は、ドイツのアジア政策の転換を意味するのだ。

安倍元総理の外交によって、大転換を遂げたドイツのアジア政策。こうした安倍元総理の功績を称えるように、ドイツ外務省はシュタインマイヤー大統領らの弔電を発表した。

安倍晋三元日本国内閣総理大臣が、襲撃により突然逝去されたことに深い衝撃を受け、大きな悲しみに包まれております。

ここに、ドイツ連邦共和国を代表し、陛下ならびに安倍元総理のご遺族および日本国民の皆様に対し謹んで衷心より哀悼の意を表します。

(…)私自身、妻とともに東京を訪問した際に安倍ご夫妻から大変温かいおもてなしを受けたことは、忘れ難い思い出となっております。私たちの友好的で率直な懇談を決して忘れることはないでしょう。今後とも敬意の念とともに故人を偲んでまいります。

日本は、安倍晋三氏という偉大なステーツマンであり重要な政治家であった方を失いました。ご遺族ならびに日本国民の皆様が、悲しみのときにあっても慰めと力を見出されますよう祈念いたします。(…)


(シュタインマイヤー大統領との会談  出典 外務省)

引用元 安倍晋三元総理大臣の逝去を受けて

シュタインマイヤー大統領の他にも、ショルツ首相、そしてバース連邦議会議長からも弔電が送られた。

中国重視のアジア政策を転換させ、日独関係を深化させた安倍元総理。

ここまで国際社会で主導的な役割を果たした我国の総理は安倍元総理だけだ。多くの功績を残した安倍元総理。その功績に称える為にも是非国葬を粛々と行ってもらいたい。


(出典 首相官邸)

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