共産・志位委員長「強行された場合『国葬』反対! 9・27国会正門前大行動に参加する」 政党党首が海外首脳級要人が集まるセレモニーに対してデモ?
日本共産党の志位和夫委員長が安倍元総理の国葬儀に反対、参列しない考えを示したうえで、このまま国葬儀が行われるのなら、「『国葬』反対! 9・27国会正門前大行動」に参加する」とツイッターに投稿した。
日本共産党の志位和夫委員長(68)が8日、自身のツイッターを更新。改めて安倍晋三元首相の国葬に反対の意志を示した。
志位氏は「『国葬』は憲法違反であることは明白であり、その中止を強く求めるが、仮に強行された場合、当然、憲法違反の『国葬』には参加しない」と明言。さらに「同時刻(27日午後2時)に行われる「『国葬』反対! 9・27国会正門前大行動」に参加する」と綴った。
(会見で問われて)「国葬」は憲法違反であることは明白であり、その中止を強く求めるが、仮に強行された場合、当然、憲法違反の「国葬」には参加しない。
同時刻(27日午後2時)に行われる「『国葬』反対! 9・27国会正門前大行動」に参加する。— 志位和夫 (@shiikazuo) September 8, 2022
政党党首が、各国首脳をはじめとする海外要人が集まるセレモニーに対して、デモで抗議とは驚いた。
国葬国葬と言っているが、国家にとって特別な功労があった人物の死去に際し、国をあげて行われる葬儀が国葬。今回の国葬儀は、安倍元総理と最期のお別れをする式典で、告別式の延長のような式典であると考えるべきだ。安倍元総理の葬儀も告別式もすでに済んでおり、それでも海外などから多くの人がお別れをしたいというから、国としてその場を設け、お招きしましょうというのが今回の国葬儀だ。この違いが理解できなければ話にならない。賛成派の人はもちろん理解していると思う。賛成派の人の中では国葬でもいいと思っている人も多かったのではないだろうか。
憲法違反というが、市民団体による国葬差し止め仮処分申請も、東京地裁が「国葬の実施が個々の国民に安倍氏への弔意や喪に服することを強制するとは認められない」と判断し却下。さいたま地裁も却下している。
志位氏の投稿について、ネット上では「そこまで言うのなら憲法違反という根拠を説明する必要がある」というコメントもあがっている。