駐日ジョージア大使「故人に対する目に余る言動に心を締め付けられております」「歴史に残る国葬となる覚悟で出席を表明致しました」
駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏が「国葬をめぐってメディアや日本の一部のオフィシャルからあれこれと発言が出ていることを残念に思います。それどころか、故人に対する目に余る言動に心を締め付けられております」「まったく必要なく悲惨な死を迎えてしまった安倍元総理の英霊を敬い、歴史に残る国葬となる覚悟で出席を表明致しました。」と思いをツイート。
駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏が9日、公式ツイッターを更新し、安倍晋三元首相の国葬について思いをつづった。
レジャバ氏は「国葬をめぐってメディアや日本の一部のオフィシャルからあれこれと発言が出ていることを残念に思います。それどころか、故人に対する目に余る言動に心を締め付けられております。」とさまざまな意見が飛び交っていることに心を痛めた。さらに「たったひとりでも国外からの来賓があるならば、国民が一丸となって対応することが日本の懐ではないのでしょうか。」と「来賓の思い」が考慮に入れられることなく、意見が二分されている点を指摘した。
続けての投稿では「また、問題があるとすれば機会を改めて吟味すれば良いのではないでしょうか。」と提案。「今は政治ではなく日本全体の姿が試される局面です。」と呼びかけた。「私は、まったく必要なく悲惨な死を迎えてしまった安倍元総理の英霊を敬い、歴史に残る国葬となる覚悟で出席を表明致しました。」と思いを示した。
また、問題があるとすれば機会を改めて吟味すれば良いのではないでしょうか。今は政治ではなく日本全体の姿が試される局面です。私は、まったく必要なく悲惨な死を迎えてしまった安倍元総理の英霊を敬い、歴史に残る国葬となる覚悟で出席を表明致しました。
— 駐日ジョージア大使 ティムラズ・レジャバ (@TeimurazLezhava) September 9, 2022
本来ならば、メディアこそが日本の心を以て、世論を日本人のあるべき形に誘導しなければいけないのだが、そのメディアが先頭に立って民意を国葬反対の方向にもっていこうとしている。
レジャバ氏のこれまでのツイートを見ると、公務や祖国ジョージアの紹介のほか、日本文化に触れあっているツイートが多く、大変な親日家だとお見受けした。実際にレジャバ氏は早稲田大学を卒業。キッコーマン株式会社に就職。その後、ジョージア・日本間の経済活動に携わり、ジョージア外務省に入省と日本との関係は深い。それだけに日本のメディアなどが故人を貶めるような発言を繰り返していることに心を痛めたのだと思う。「日本ってこんな国だっけ?」と感じているのだろう。
ツイートには「たったひとりでも国外からの来賓があるならば、国民が一丸となって対応することが日本の懐ではないのでしょうか。」と記しているのがそれだろう。
日本人のおもてなしの心はどこに行ってしまったのだろう。