ハンギョレ新聞「日本、韓国が強制動員の解決策示さない限り首脳会談は行わない方針」 その解釈でいいと思います。でも、解決する問題はそれだけではないですよ!
国連総会で岸田総理との首脳会談を模索している韓国の尹大統領だが、岸田総理の反応は「日本は元徴用工訴訟への韓国政府の対応を見極めたうえで判断する」と日本経済新聞が報じ、これについてハンギョレ新聞が「韓国が強制動員の解決策示さない限り首脳会談は行わない方針」と解釈したようだ。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が20日から米ニューヨークで開かれる国連総会を機に、岸田文雄首相との首脳会談開催を推進していることについて、日本は両国間の最大懸案である強制動員被害者問題について、韓国がどのような解決策を打ち出すか見極めてから決める方針だという。
日本経済新聞は13日付で、「韓国は尹錫悦大統領と(岸田)首相との初会談を希望している。日本は元徴用工訴訟への韓国政府の対応を見極めたうえで判断する」と報じた。この問題について、韓国政府が日本政府の納得できる解決策を講じなければ、首脳会談は行わないと立場を貫いているものとみられる。
その解釈でいいと思っている。
韓国大統領府が「国連総会で尹大統領と岸田総理の協議調整」と発表していたが、完全に希望的観測だった。実際に林外相は13日の会見で「日韓首脳会談の実施につきましてですが、現時点で何か決まっていることはございません」と述べていた。(参考)
岸田総理と尹大統領は6月、スペインのマドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で初めて対面したが、この時も晩さん会での挨拶のみで、日韓首脳会談は行われなかった。それから今まで何か進展したことがあっただろうか?したといえば、日本企業の資産現金化を引き延ばしただけだ。根本的な解決には至っていない。
また、岸田総理は「元徴用工訴訟への韓国政府の対応」を例に挙げているが、徴用工問題だけでなく、日韓合意の履行や、レーダー照射問題についてや、竹島問題を巡る国際裁判所への付託についても解決策を示さなければ日韓関係の改善はないと思うので、岸田総理にはこの点についても韓国に強く要求するべきだ。ついでにホワイト国に復帰したいのなら、ちゃんと書類を提出して、信用できるようになってから要求しろと言ってほしい。