世界の注目を浴びた安倍元総理のイラン訪問!現職総理として41年ぶりだった!!!

国葬が行われる日まであとわずかになった。メディアは岸田総理が国葬を決定して以降、安倍元総理の功績を報じようともしない。

長期政権だった安倍政権。その間には多くの功績がある。安倍元総理の外交で多くの注目を集めた会談の1つがイランの最高指導者ハメネイ師との会談だ。

この会談が行われた時、イランとアメリカとの間での緊張が高まっていた。その両国の間を取り持ったのが安倍元総理なのだ。

この安倍元総理の行動は世界から注目を集めた。国葬を契機に安倍元総理の功績に再び脚光があたることに期待したい。

安倍元総理が緊張緩和に走ったイラン・アメリカ関係!

対中国を睨んだ外交を展開した安倍元総理。それが形になったのがクアッドだ。世界的に注目を集めた安倍元総理の対中国外交だが、もう1つ、注目集めた外交があったのだ。

それがイラン訪問だ。安倍元総理は、我国総理として41年ぶりにイランを訪問し、最高指導者のハメネイ師と会談を行ったのだ。

安倍晋三元首相が銃撃されて死去した8日、トルコやサウジアラビア、イスラエルやエジプトなど中東の主要国の首脳らは相次いで哀悼の意を表し、銃撃を非難した。首相在任中は核・ミサイル開発を進めるイランと米国との間で高まった緊張の緩和に努めるなど、中東外交で日本の存在感を示した。

安倍氏は2019年6月、日本の現職首相として41年ぶりにイランを訪問し、首相として初めて最高指導者ハメネイ師と会談した。安倍氏はハメネイ師に「トップ同士がともに緊張緩和に向けた意思を持っていることが重要だ」と呼びかけ、米イラン間の調停に努めた。

安倍氏死去の報を受けてイランのアブドラヒアン外相は8日、「(安倍氏は)傑出した政治家」と評し、弔意を示した。


(出典 外務省)

引用元 中東、米イランの緊張緩和に尽力 安倍外交の功績

当時イランの核開発問題についてイランと国連常任理事国にドイツを加えた6か国で協議が行われていた。

我国は、この枠組みの構成国ではないが、緊張感が高まり、戦争勃発の危険性が高まると安倍元総理は即座にイランに飛び、最高指導者ハメネイ師とローハニ大統領と会談を持ったのだ。

その会談では安倍元総理は次のように語っている。

(1)少人数会合では,冒頭,安倍総理から,招請に対する謝意を述べつつ,今般イランを訪問でき嬉しく思う旨述べました。これに対し,ローハニ大統領から,安倍総理のイラン訪問を歓迎する旨発言がありました。

(2)その後,安倍総理から,ローハニ大統領に対し,中東の平和と安定はこの地域のみならず世界の繁栄にとって不可欠であり,軍事衝突は誰も望んでいない,現下の緊張の高まりを受け,緊張緩和を働きかけるとの観点から,このタイミングでイラン訪問を決断したことを伝えました。これに対し,ローハニ大統領からは,そうした緊張緩和に向けた日本の取組を歓迎する,イランとしても紛争は望んでいないとの発言がありました。


(出典 外務省)

引用元 日・イラン首脳会談

戦争を阻止する為に、動いた総理は近年の歴代総理を見てみても安倍元総理くらいだ。

対中国外交にみる卓越した戦略、そしてイラン訪問時に見せた調停力。各国首脳が安倍元総理に対して信頼を寄せていたことも十分頷ける。

今回の国葬で一つ残念だったのが、国葬にロシアも招待しなかったことだ。この弔意を催す貴重な機会にゼレンスキー大統領とプーチン大統領を両者招待し、その間を取り持つくらいの心意気や積極的な外交姿勢を世界の平和のために示してもよかったのではないだろうか。安倍総理のことを思い出すと、そうしたことを考えてしまう。

国際社会で多くの信頼を集めた安倍元総理。その国葬は歴史に刻まれるに違いない。


(出典 外務省)

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