大正論!ウェッジが安倍元総理を「初めて世界史を変えた日本人」とその功績を大評価!
安倍元総理の国葬が無事執り行われ、岸田総理は弔問外交を展開した。これまで国葬反対の論陣を張ってきたメディアは、それまでのバカ騒ぎが嘘のように静かになった。
国葬が終わったあと月刊誌ウェッジのオンライン版が安倍元総理の功績について大評価する記事を配信している。
安倍元総理が凶弾に倒れて以降、安倍元総理の功績について語るメディアは少なかった。国葬を契機として、安倍元総理の功績に光があたることに期待したい。
安倍元総理の功績を「初めて世界史を変えた日本人」と大評価!!!
国葬反対派に属するメディアは、安倍元総理の功績について語ることはなかった。岸田総理の国葬決定から国葬実施まで、安倍元総理の政権運営について厳しい言葉が並んだ。
厳しく批判する一方で安倍元総理の功績について、国葬反対派のメディアは報じなかった。
しかし、だ。安倍元総理の政策を見てきた人からすると安倍元総理ほど功績があった総理はいないのだ。月刊誌ウェッジのオンライン版は、安倍元総理の功績を大評価している。
安倍元首相の最も大きな成果は、外交安全保障であったと考えられる。2007年のインド国会での演説で、後の「インド太平洋」と、「クアッド」にあたる日米豪印の戦略的な協力を提唱した。これは特に、対中国戦略を考える上で斬新な考え方であった。
「インド太平洋」は、これまで使っていた「アジア太平洋」と違い、インドが加わっている。インドが加わると、中国と領土問題を抱えている国がすべて含まれるようになる。
インド太平洋で影響力のある国々を挙げると、日米豪印と中国だ。中国だけ除けば「クアッド」になる。つまり、この2つの戦略構想は、共に、対中国戦略を描いたものと言っていい。この戦略は実際に、米豪印3カ国が受け入れることで、対中戦略の要の位置を占めるようになったのである。
(出典 首相官邸)
この記事の指摘の証左が安倍元総理の国葬へ参列した要人だ。クアッド構成国からは、ハリス副大統領、モディ首相、アルバニージー首相が参列したのだ。そしてオーストラリアに限って見れば、アルバニージー首相に加え、元首相の3人が参列したのだ。
中国を睨んで、安倍元総理によって提唱された「自由で開かれたインド太平洋」そして「クアッド」。「自由で開かれたインド太平洋」のコンセプトは各国でも受け入れられ、外交方針に取り込まれている。
そしてウェッジオンライン版は安倍元総理の功績に最大の賛辞を送っている。
このように、日本で国葬の是非が分かれたとしても、実際には、安倍元首相の上げた業績は、明らかに国葬に値する。それを理解するには、日本の歴史について考えなくてはならない。
(中略)
戦後、国葬に値する政治家として、吉田茂の名前が挙がる。たしかに吉田茂は偉大な政治家で、第2次世界大戦で破壊された日本の基盤を再建した点で、大変重要な政治家である。しかし、それは日本にとって、だろう。
(中略)
このようにしてみると、過去2000年に、日本から世界はこうあるべきだという戦略概念を紹介し、実際に受け入れさせた日本人はいない。日本発を実際に体現した初めての政治家は、安倍元首相である。それは「インド太平洋」「クアッド」を提唱し、各国を説得することでなされた。米中対立がエスカレートする中、安倍元首相の世界史への貢献は、より重視されていくだろう。だとすれば、安倍元首相を、日本人の手で、国葬にするのは当然だ。
(出典 外務省)
その通りだ。安倍元総理ほど、世界史に貢献した我国の政治家はいないのだ。安倍元総理の功績が吉田元総理の功績に劣るというような反対派の意見も一部ではあるが、ウェッジオンライン版の指摘の通り、その本質が異なるのだ。
国葬も無事に執り行われた。今後、安倍元総理の功績についてきちんとメディアには報じてもらいたい。
(出典 首相官邸)