川勝知事「(リニア開通の遅れは、)神奈川県に責任がある!→「用地取得はスケジュール通り」と神奈川県知事が反論!!!
川勝知事の迷走が止まらない。リニア中央新幹線の開業に向けての工事が沿線自治体で進んでいるが、静岡工区だけが進んでいない。
それにも関わらず、川勝知事は、今年になって懸命に動き出したようだ。何と、リニア期成同盟会への入会を申し立てのだ。
そんな川勝知事が、驚きの発言だ!予定通りの開業が出来ないのは静岡県のせいではない、神奈川県の用地取得のせいだと言うのである。
この川勝知事の発言に対して、神奈川県知事は真っ向から反論。
川勝知事のリニア迷走は暫く続きそうだ。
川勝知事が「責任転嫁」を図るものの、神奈川県知事があっさり否定!!
大井川の水問題で、川勝知事がリニア中央新幹線の工事着工に難色を示しているのは知られている。
その川勝知事が思いもよらない行動にでた。それが神奈川県内の新駅の工事現場の視察だ。視察を終えた後の川勝知事は理解に苦しむ発言を行った。
静岡県の川勝平太知事は22日の定例記者会見で、(中略)「一義的には神奈川県に責任がある。27年開業を不可能にした」と批判した。
川勝知事は、神奈川県が15年3月にJRから用地取得を受託したことを挙げ、「7年前に締結して(現在の用地取得は)約5割。あと半分に7年かかったら27年を超えてしまうのでは」と疑問を呈した。JRの金子慎社長が今月13日の対談で工期短縮により27年までに車両基地を整備できると説明したことに、「どういう根拠で言っているのか問わねばならない」と述べた。
(出典 静岡県庁)
驚くべきことに川勝知事自身がリニア中央新幹線の工事に難色を示していたのに、開業の遅れを神奈川県のせいにし始めたのだ。
そして、だ。川勝知事は、神奈川県の用地取得を5割と語っているが、当事者の神奈川県は違う数値を言っているのだ。
神奈川県 黒岩祐治知事
「川勝知事がどういう風な根拠でそういう発言されたのか、よくわかりません」黒岩知事は、「用地取得の契約は8割に及んでいて、2027年(の開業)ということから考えれば、着実に進んでいる、スケジュール通り行っている」との考えを示しました。
(出典 神奈川県庁)
川勝知事が主張した用地取得5割と大きくかけ離れる8割と神奈川県知事は言っているのだ。
しかも、だ。神奈川県による用地取得の契約は、「スケジュール通り」なのだ。さらにJR東海の金子社長も「神奈川県のせいで全体の工程が遅れているという風には私どもは全く認識をしておりません」(参考)と語り、明確に神奈川県の責任ではないと言及している。
川勝知事は一体なにを根拠に「神奈川県のせい」と主張しているのか皆目見当がつかない。「開業を遅れさせた」と言うイメージを払拭したいのであれば、明確な根拠を示すべきだ。
それが出来ないのであれば、ただの「責任転嫁」と批判されても仕方がない。
リニアをめぐって迷走を始めた川勝知事。残りの任期、不安を感じてしまう。
(出典 JR東海)