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TPP閣僚級会合、まず英国の加入交渉を優先、年内基本合意目指す




TPP(環太平洋経済連携協定)の閣僚級会合が8日、シンガポールで開かれた。閣僚級会合は1年ぶりで、対面式の会合は3年ぶり。

会合では、イギリスの加入について、「年内にも基本的に合意することを目指し、交渉を進める方針を確認した」と報じられた。

 日本やオーストラリアなど環太平洋連携協定(TPP)参加国は8日、閣僚級の「TPP委員会」をシンガポールで開いた。

英国の加入について年内にも基本的に合意することを目指し、交渉を進める方針を確認した。

日本から出席した山際大志郎経済再生担当相は会合後にオンラインで記者会見し、英国加入をめぐって近く交渉官会合が予定されていると説明。その上で「引き続き関係各国と協力しつつ、最善の結果が得られるようしっかり取り組んでいく」と強調した。

引用元 英加入、年内合意目指す TPP閣僚級会合 シンガポール

産経新聞によると「米国が枠組みから抜けたTPPには英国や中国、台湾などが加入申請している。関係筋によると、加盟国はまず英国の加入交渉を優先するという」(参考)ということらしい。イギリスの加入を優先することは、中国へのけん制の意味でもありがたいことだ。

一方で、中国や台湾などには高いレベルのルールが満たしているか確認していくようだ。

新たに加入申請をしている中国や台湾などには、TPPの高いレベルのルールを満たしているか確認していくことで一致した。

引用元 TPP委員会 3年ぶり対面開催 中国などにも“高水準ルールを”

ただ、イギリス優先はいいが、シンガポールの貿易産業相は「英国の審査はその後の加盟国審査の標準を作ることになる」と指摘し、「我々に時間的な制約はなく、TPPの質を下げる妥協はしない」と述べていた(参考)。これは全くその通りで、重要なことだ。審査は公平でなければならない。イギリス以降の加入審査にも影響することだ。だからこそ、イギリスには高い水準のルールを満たしていることを示してもらうことが大切だ。







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