
プーチン大統領、クリミア大橋の爆発について「ウクライナの情報機関によるテロ行為」⇒ネット「お前が言うな」「戦争仕掛けた側が何言ってんだ」
ロシアのプーチン大統領が、クリミア大橋の爆発について「ウクライナの情報機関によるテロ行為」と述べたことが報じられた。
ロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア大橋で発生した爆発火災で、橋の一部は崩落した。
プーチン大統領は原因究明と警備の強化を指示していたが、「ウクライナによるテロ行為」ということにしたようだ。
ロシアのプーチン大統領は9日、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島と露本土をつなぐ「クリミア大橋」(全長約19キロ・メートル)で発生した爆発に関し、「ウクライナの情報機関によるテロ行為」との認識を示した。「ロシアにとって死活的な民間施設の破壊を狙ったものだ」とも語った。
爆発の原因などを調査している露連邦捜査委員会トップとプーチン氏のやり取りの一部を露大統領府が公表した。
捜査委のトップは、プーチン氏にこれまでの捜査状況を報告し、「トラックを爆発させたテロだ」と指摘した。トラックが、ブルガリアやアルメニア、ジョージアを経由して露国内に入ったとする走行ルートも説明した。爆発には「ウクライナの情報機関やロシア人、テロ攻撃の準備を支援した複数の国家がいる」と主張した。
捜査委は、クリミア大橋で8日朝に走行中のトラックが爆発し、並行する鉄道橋を走っていた貨車の燃料タンクに引火し、3人が死亡したと発表している。
プーチン氏は10日に安全保障会議を招集しており、対応を協議するものとみられる。
ウクライナ政府当局者はニューヨーク・タイムズなど複数の米主要紙に、ウクライナの情報機関が関与したことを認めているが、ウクライナ政府は公式には関与の有無を明言していない。
「ロシアの自作自演」「反プーチン勢力によるもの」といった憶測も出ており、実際のところは定かではない。ただ、仮にウクライナによるものとしても、兵站を断つのは戦略上有効なことだ。
戦場カメラマンの渡部陽一氏も「クリミア大橋はウクライナ南部戦線でのロシア軍補給ルートの要。南部に展開するロシア軍兵力への影響は必至。」と、ツイッターに投稿している。
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。ウクライナ情勢。ウクライナ南部クリミアとロシア本土を結ぶクリミア大橋で爆発事件が発生。ウクライナ軍関与の可能性。クリミア大橋はウクライナ南部戦線でのロシア軍補給ルートの要。南部に展開するロシア軍兵力への影響は必至。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) October 9, 2022
それに、これをテロというのなら、ロシア軍の民間人虐殺や、病院や学校などの施設を破壊した行為は何と言えばいいのだろうか?
ネット上でも「ウクライナで散々テロ行為して何言ってんだこいつ」「よく言うよ!ロシアは、どれだけ民間人を殺害したのだ」「お前が言うな」「そもそもあなた自身が発端でしょ。世界へのテロ行為」「戦争仕掛けた側が何言ってんだ」といった声が多くあがっている。