維新・馬場代表「次の通常国会でも政策限定の共闘をする可能性はゼロではない」も選挙協力は否定
日本維新の会の馬場伸幸代表が、国会での立憲民主党との共闘について「次の通常国会でも政策限定の共闘をする可能性はゼロではない」と、来年も共闘を継続する可能性があることを示唆した。
一方で、選挙協力については「これからも他党と協力することは衆院選においてはあり得ない」と述べた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は16日放送のBSテレ東番組で、立憲民主党と進める国会での共闘を来年の通常国会で続けることはあり得るとの認識を示した。
「次の通常国会でも政策限定の共闘をする可能性はゼロではない」と述べた。
立民と維新はこれまでに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済の法整備や感染症法改正案の対案づくりなど、政策面を中心に8項目について連携することで合意している。
一方で馬場氏は、立民との選挙協力について「これからも他党と協力することは衆院選においてはあり得ない」と強調。次期衆院選の獲得議席数で野党第1党になる目標を改めて掲げた。番組は13日に収録された。
国会での共闘と言っても合意した範囲内での共闘なので、与党をピリッとさせる意味ではいいことなのかもしれない。
選挙協力については「これからも他党と協力することは衆院選においてはあり得ない」と述べているが、これは当然だろう。少なくても憲法改正についてスタンスに隔たりがあるようでは選挙協力はありえない。それに、選挙協力=全面協力もしくは連立と一般の有権者は受け取るはずだ。逆に、選挙協力はするが国会での共闘をしないという方が意味不明だが。
一方で、立憲民主党はどうなのだろうか。共闘が選挙協力に発展する可能性について松井一郎前代表が「そんなことがあったら維新を徹底的にたたく」と発言すると、泉健太代表は「引退間近で、ちょっと老害的な発言だ。今になって怪気炎を上げる必要はないのかなと思う」と述べた。泉代表は日本維新の会を取り込みたいと思っているのかもしれない。