臨時国会で初の衆議院憲法審査会が開催!ここでも旧統一教会を議論??

今国会で初めての憲法審査会が衆議院で開催された。先の通常国会では過去最多の開催となった衆議院憲法審査会だが、今国会でさらに議論が深まることに期待だ。

その衆議院憲法審査会の野党筆頭幹事に就いたのが民主党政権で文科相を務めた中川正春衆議院議員だ。

「論憲」を尽くすとしている中川衆議院議員だが、憲法審査会でも旧統一教会を議論する構えを見せているのだ。

「論憲」と言っておきながら有権者の期待とは違った方向に議論が進まないか気がかりだ。

憲法審査会で旧統一教会問題を取り上げる気満々な中川衆議院議員

憲法改正に向けて議論が行われる憲法審査会。その憲法審査会が今国会で初めて開催された。

以前までは欠席ばかりしていた立憲民主党も先の通常国会からは出席している。今国会でも議論が深まることに期待だが、どうも立憲民主党は「明後日の方向」を向いているようだ。

中川氏は終了後、記者団に改憲手続きに関する国民投票法の議論を優先すべきだと主張しつつ、「『論憲』を尽くしていくのが党の基本だ」と強調し、話し合いには応じる構えを示した。

立民は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる政府追及に絡め、憲法審の開催に抵抗する可能性が指摘されており、自民幹部は「どのような対応をしてくるのか分からない」と警戒を強める。これに対し、中川氏は「逆に(旧統一教会の問題を)議論していく方が正しい」と述べ、憲法の視点から取り上げる必要があるとの見方を示した。

引用元 憲法審が始動 立民は議論否定せず

議論をすることは議員として当たり前の話だ。それを堂々と宣言されても困る。そして、だ。旧統一教会問題を憲法の視点から取り上げる姿勢を示しているのだ。

問題になっているのは、霊感商法や高額献金といった点だ。このような問題点を憲法の議論にどのように絡めていくつもりなのか。仮に、だ。憲法的問題点があるというのであれば、立憲民主党と日本維新の会が提出する被害者救済法案(参考)はどうなるのか。

憲法の議論は遅々として進まないにも関わらず、憲法に関係する問題の法案はすぐに提出できるのでは筋が通らない。

そして霊感商法、高額献金は消費者庁が対応をしようとしていることからわかるように、憲法問題というより、消費者問題としての性格があるのだ。

議論しても具体策を憲法審査会で提案出来ないのであれば、それは実質的な空転以外の何物でもない。

旧統一教会問題について議論することには前向きな姿勢を示す一方で、毎週開催について中川衆議院議員は消極的な姿勢を示している。

衆議院憲法審査会の野党側の筆頭幹事に就任した立憲民主党の中川 元文部科学大臣は、今後、審査会を毎週定例日に開くかどうかについて、議論の内容によるという考えを示しました。
(中略)
日本維新の会の馬場代表は、記者団に対し「来週以降、定例日には必ず憲法審査会を開くことを求めていきたい。来年の通常国会に向けて、各政党が具体的な憲法改正項目の有無などを審査会に示し、国民投票の実施を目標に議論していきたい」と述べました。

国民民主党の玉木代表は、記者団に対し「先の通常国会でできた、憲法審査会を定例日に開くという基本的なルールや慣行をきちんと守って議論を深めていきたい」と述べました。


(出典 衆議院)

引用元 衆院憲法審査会“毎週開くかは議論の内容による” 立民 中川氏

政府を攻撃できること、つまり話したいことは話すが、それ以外は話したくない、そのような姿勢を見せることが国会議員としての職責に応えることになるのか。

中川衆議院議員の姿勢からは、改めて立憲民主党が旧統一教会問題を政府への攻撃材料として興味を示していることが窺い知れる。

このような姿勢を見せられては、支持率はいつまで経っても安定して低位に違いない。これが続けば、立憲民主党がいずれ消滅することは明らかであろう。

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