岸総理補佐官が大正論!防衛費増額について「見せかけでなく真水を増やすことが抑止力」

防衛力の抜本的な強化を目指している我国。そして今、防衛費の増額が議論されている。その防衛費の増額について一部では防衛省の予算だけではなく、海上保安庁の予算を含めようとする動きがある。

防衛費をいわゆる水増しすることが防衛力の抜本的強化に繋がるのか。

そうした議論を前に、前防衛相で今は総理補佐官を務める岸総理補佐官が「真水を増やすことが抑止力」と大正論を語っている。

岸田総理には防衛力の抜本的な強化に繋がる方策を取ってもらいたい。

岸総理補佐官が「真水」が抑止力に繋がると大正論!

ロシアのウクライナ侵攻の影響で、我国でも真剣に安全保障が議論されるようになった。今では防衛費の増額を目指し、議論が進んでいる。

その防衛費増額だが、一部では「水増し」を図る議論が行われている。

政府は防衛力の強化に向け、従来の防衛費に加え、防衛に役立つ研究開発費や公共インフラ(社会基盤)整備費、海上保安庁予算などを一括で計上する予算の枠組み「総合的な防衛体制の強化に資する経費」(総合防衛費)を創設する方針を固めた。

(中略)

公共インフラ整備でも、防衛省や国土交通省などの関係府省会議を設置する。自衛隊と海上保安庁の要望を踏まえ、緊急時の部隊展開や住民の避難に不可欠な「特定重要拠点空港・港湾(仮称)」の整備や運用の方針を決める。必要な予算は、国全体の公共インフラ整備費の「特定枠」とし、総合防衛費に含める。

引用元 「総合防衛費」創設へ、研究開発費や海保予算を一括計上…GDP比2%以上目指す

防衛費は増額する方針は決まっているが、問題はその中身だ。なんとインフラ整備まで「防衛費」に含めようとする動きがあるのだ。

防衛費の「水増し」に一体どんな意味があるのか。

このような議論に対して大正論を主張しているのが前防衛相の岸総理補佐官だ。岸総理補佐官は「真水」の重要性を訴えている。

岸信夫首相補佐官は10日、FNNの単独インタビューに応じ、岸田政権が目指す防衛費の相当な増額について「見せかけではなく真水(純粋な防衛予算)を増やすことが抑止力につながる」と強調した。


(出典 岸総理補佐官公式TWITTER)

引用元 岸信夫首相補佐官 防衛費「見せかけでなく真水を増やすことが抑止力」

岸総理補佐官の言う通りだ。

「真水」を増やすことが防衛力の強化に結びつくのだ。そして岸総理補佐官の言う通り、海上保安庁は防衛の一端を担うことになっていない。それにも関わらず、防衛費に含めるというのは多くの人の理解を得られるものではない。このような虚構は慎むべきだ。

岸田総理は防衛費増額に対して「水増し」で良いと思っているのか。防衛当局者、そして防衛相経験者の声を聞いて、聞く力を発揮してもらいたい。


(出典 防衛省・自衛隊)

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