小池氏のパワハラ、共産・田村氏「叱責されたとか、パワーハラスメントを受けたという認識を全く持っていなかった」
日本共産党の小池晃書記局長は、同党の田村智子政策委員長に対して行った自らの言動について、「会議での私の言動はパワーハラスメントそのものであり、あってはならないことだった。私自身の品性の上での弱点があらわれたと自己総括している。二度と再び繰り返さないために、深刻な反省と自己改革が必要だと肝に銘じている」と反省の弁を述べたのだが、叱責された側の田村氏は「叱責されたとか、パワーハラスメントを受けたという認識を全く持っていなかった」と振り返ったという。
共産党の小池晃書記局長から不当に叱責されたとされる田村智子政策委員長は18日の記者会見で、「叱責されたとか、パワーハラスメントを受けたという認識を全く持っていなかった」と振り返った。「客観的に見ればパワハラだった」とも語った。
小池氏は5日の党会合で地方議員の名前を間違えた際、それを指摘した司会の田村氏に対し、「間違っていない」と威圧的な言動をとった。その様子がインターネット上で共有されて批判が殺到。14日に党から警告処分を受けた。
田村氏は会見で、「心配いただいたときには『私はそう受け止めなかったんだけどなあ』と困惑を覚えた」と説明した。その上で「対応が遅れてしまった一つの要因に、私自身の困惑にとどまってしまったという認識の遅れもあった」と語った。
一方、「後から考えたとき、議事が進行している最中に司会のところにきて、やりとりをすること自体が不適切だった。客観的に見た方々からの批判も『その通りだ』と思う」と強調。小池氏から謝罪を受けた際に「分かりました。受け止めます。お互いに気を付けましょう」と応じたことも明らかにした。
本当にパワハラを受けた認識がなかったのか、同じ党の先輩だからそういわざるを得なかったのは本人しか分らない。しかし、これが与党議員から同じような叱責と受け取られることをされた場合はどうだろう?そう考えずにはいられない。
日本共産党はパワハラ認定し、14日の常任幹部会で小池氏に口頭による警告処分をしている。