【話題】日本人サポーターが日本戦でないにもかかわらずスタジアムのごみを集め、海外から称賛受ける
21日に開幕したFIFAワールドカップ。カタールで行われているのだが、日本人サポーターが素晴らしい行動を示してくれた。
カタール対エクアドルの試合後、日本人サポーターがスタジアム内のごみを集めていたことが海外で話題となっている。これまでも国際試合で日本人のサポーターがゴミ拾いをしたり、日本チームがロッカールームを片付けてから退出していたことが話題となっていたが、決して一過性のものでないことを示してくれた。
イギリスメディアは「日本人ファンは、自国の代表の試合ではないのにもかかわらず、ゴミを片付けるためにスタジアムへと残った」と題して報道したという。
21日に開幕を迎えた、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022。開幕戦となったグループA第1節・カタール代表vsエクアドル代表の試合終了後、観戦に訪れていた日本人ファンがスタジアムの客席に残されたゴミを拾い集め、海外メディアやSNSを中心に話題となっている。
試合後に日本人ファンがスタジアムを清掃する姿は、過去の大会でも見られた。この行為は、都度海外メディアの注目の的となってきたが、今大会も例外ではなかったようだ。
イギリス紙『メトロ』は21日、「日本人ファンは、自国の代表の試合ではないのにもかかわらず、ゴミを片付けるためにスタジアムへと残った」と題して報道。「開幕戦のカタール代表vsエクアドル代表が終了した後に、赤、白、青の日本代表ユニフォームを着たファンたちがゴミ袋を持ち、飲み残しのカップなどを拾っている姿が目撃された」と試合後の様子をレポートし、「これまでの大会でも同様の善意が評価されており、その行動はすでにカタールでも称賛を浴びている」と伝えた。
また、『メトロ』はインフルエンサーであるオマール・ファルーク氏が自身のInstagramに投稿した内容も紹介。260万人以上のフォロワーを持つファルーク氏は、試合終了後のスタジアムで動画をまわし、ゴミを拾い集める日本人ファンの姿を撮影した。動画内で、ファルーク氏は「日本人は絶対にすぐには帰らない。ゴミを残さないためだ。その場所に敬意を払っているから」とコメント。投稿には「尊敬する」「彼らには無料でチケットを与えるべきだ」「みんなが日本から学ぶことを願うよ」など、8,000件を超えるリプライがついた。
バーレーンの映像クリエーターが日本人サポーターの行動を次のように伝えた。
日本人サポーターがW杯の開幕戦の終了後にゴミ拾い、世界から称賛の声!
Global media praised Japanese spectators for picking up trash.#FIFAWorldCup #FIFAワールドカップ #Qatar #QatarWorldCup2022 pic.twitter.com/UJbpVkvPlH— フィフィ (@FIFI_Egypt) November 22, 2022
2022年11月20日日曜、FIFAワールドカップカタール2022の開幕戦となるカタール対エクアドル戦が行われたドーハのアル・バイト・スタジアムは試合後、綺麗とは程遠い散らかりようだったが、日本のサポーターが清掃を手伝った。
バーレーンの映像クリエーター、オマール・ファルーク氏は、試合終了後の日本サポーターの行動を目にし「とても驚いた」という。
彼らになぜ掃除をしているのかと尋ねると、日本人女性がこう答えた。「日本人はゴミを置いて帰りません。場所に敬意を払います。」
別の日本人男性は「カメラに撮られているから」掃除をしているのではなく、敬意を示しているのだと説明した。
過去にもFIFAワールドカップの期間中、日本のサッカーファンが大きく取り上げられたことがある。
2018年の日本対コロンビア戦では、ロシアのスタジアムに対し日本人が敬意を払い、試合後に進んで清掃していたことに世界中が感銘を受けた。
日本サポーターは、大きなゴミ袋を準備して来ており、自分たちが座っていた席とその周辺の掃除をし、試合前と同じぐらい綺麗にして帰った。
2014年も同様に、日本代表がコートジボワールに敗れた後、日本のサポーターはブラジルのスタジアムを掃除して帰った。
これはサッカーのサポーターだけの文化ではなく、日本の文化である。
日本人として彼らの行動は誇らしく思う。
記事には「これはサッカーのサポーターだけの文化ではなく、日本の文化である」とあるが、こういった行動の一つ一つが、海外の人が日本に憧れたり、訪れてみたいというきっかけになるのではないだろうか。
日本政府も彼らに負けてはいられないのでは?