【それじゃ防衛強化の意味無くなりません?】玉城知事「沖縄の陸自を増強するのなら、その分、米軍基地や部隊の削減を進めるべき」
防衛省は沖縄県の陸上自衛隊の増強を検討している。台湾有事への備えや、沖縄を含めた南西諸島の防衛態勢をより強固にするものなのだが、沖縄県の玉城デニー知事が、沖縄の陸上自衛隊を増強するのなら、その分、米軍基地や部隊の削減を進めるべきと言い出した。
防衛省が沖縄の陸上自衛隊の部隊の増強を検討していることについて、沖縄県の玉城知事は、過重な負担が増えるとして、その分、アメリカ軍の基地や部隊の削減を進めるべきだという考えを示しました。
防衛省は、沖縄の防衛態勢をより強固なものにするためとして、那覇市に司令部がある陸上自衛隊の第15旅団に新たに隊員数百人の普通科連隊を加え、名称を「沖縄防衛集団」とし、指揮官の階級の格上げを検討しています。
これについて、玉城知事は5日、県庁で記者団に対し、「アメリカ軍の過重な負担に加え、さらに自衛隊の能力を強化することは過重な負担が増えるということだ」と述べました。
その上で、「自衛隊が態勢を強化するのであれば、当然、その分のアメリカ軍の負担の比重は軽くするべきだ」と述べ、自衛隊の部隊が増強されるのであれば、その分、沖縄に駐留するアメリカ軍の基地や部隊の削減を進めるべきだという考えを示しました。
いったい何を言っているのだろうか?陸自を増強した分、米軍を削除したら防衛強化の意味がなくなるではないか。
玉城知事としたら、ただでさえ自衛隊も米軍も否定的なのに、増やされたらたまったものじゃないというところだろう。ただ、沖縄及び南西諸島は日本の安全保障上最重要地域だ。玉城知事はそこら辺の認識と、中国の現状の動きについて、どうも感覚がずれているとしか思えない。
中国が台湾進攻を想定した軍事演習で、日本のEEZ内にミサイルを撃ち込んだことをもう忘れてしまっているのだろうか?