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統合の新学校の校名募集⇒150名応募の校名選ばれず、1件応募の校名を採用⇒保護者や住民「なぜ?」「何かの大きな力が加わっているのではないか」




鳥取県倉吉市の「成徳小」「灘手小」の2校を統合してできる新しい学校の校名について、準備委員会は事前に市民から案を募集していたという。寄せられた341件のうち、150件が地元の地名にちなんだ「打吹(うつぶき)」であったが、決まった校名は、1件しか応募の無かった「至誠小学校」だったという。これに対して住民グループが市長に対し、住民直接請求をしたという。

なぜ1件しか応募のなかった校名に決まったのか?

2023年春、鳥取県倉吉市の2つの小学校が統合してできる新しい学校名を決めた条例の廃止を求め9日、住民グループが市長に対し、住民直接請求をしました。

「4815名の署名を持って上がりました。受け取ってください」

住民直接請求を行ったのは、住民グループ「新校名の再考を求める住民直接請求の会」のメンバーです。

2023年4月、倉吉市の「成徳小」「灘手小」の2校を統合してできる学校の校名について、準備委員会は事前に市民から案を募集しました。

寄せられた341件のうち、150件が地元の地名にちなんだ「打吹(うつぶき)」でしたが、その後の検討を経て決まった校名は、1件しか応募の無かった「至誠小学校」でした。

なぜ1件しか応募のなかった校名に決まったのかなど、選考過程の不透明さを指摘する声も上がりましたが、新校名を決める条例案は9月、市議会で可決されました。

こうしたなか、新校名の再考を求める住民グループが、直接請求に必要な、有権者の50分の1にあたる764人を大きく超える4815人分の署名を集め、広田市長に直接請求したのです。

新校名の再考を求める住民直接請求の会 深田哲士 共同代表「あの150人の提案も、この5000人の署名も市民の声、すなわち民意であります」

倉吉市 広田一恭市長「数も含めて皆さんの思いを、しっかり受け止めさせていただきました」

齊尾和之 記者「新たな校名をめぐる今回の問題。統合される2校の保護者からは市に対し、多くの意見が寄せられています」

統合する成徳小・灘手小の保護者からは、両校の児童数152人の3分の1以上となる54の意見が市に寄せられました。

寄せられた意見の一部

「子どもたち、地域の方々が親しみやすく、分かりやすい校名「打吹小学校」が良いと思います」

「実際、通うは子供達です。子供達が納得いく、学校にして欲しいです。大人の都合で決めるべきではありません」

「現時点では、残りの準備期間が少ないように思います。至誠で進めては」

「このような経緯で決められた校名が倉吉市の市議会で通っているのもかなり疑問です。なにかの大きな力がその一票に加わっているのではないかと疑ってしまうくらいです」

「間に合わないものがあるのなら、一年延期も考えるべきなのではないかと思いました」

倉吉市 広田一恭 市長

「それぞれの思いもよく噛みしめて、自分の意見をまとめて、きっちり、慎重に審議してもらおうと思っています」

請求を受理した広田市長は、20日以内に市議会を招集し、意見を付けて条例廃止案を提案しなくてはなりません。

議論は再び、市議会の場に移ります。

引用元 わずか1件応募の校名に決定…150件応募の名前なぜ落選? 再考求めて住民が直接請求 保護者からも意見「何かの大きな力が加わっているのではないか」

保護者が「なにかの大きな力がその一票に加わっているのではないかと疑ってしまうくらいです」と思いたくなる気持ちもわかる。だが、「準備委員会は事前に市民から案を募集しました」とあるように、広く校名の案を募集し、その中から準備委員会が「これだ」と選んだのが「至誠小学校」だったという話だと思う。

投票ではないので、必ずしも応募多数の中から選ばれなくてはいけないという話ではないが、なぜ1件しか応募がなかった校名を選んだか、市は選考の経緯の説明をしなければ収まらないだろう。







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