大朗報!岸田総理が我国初の宇宙の安全保障構想を今夏策定へ!!
岸田総理が安全保障を一層深める決意を新たにしている。安保3文書の改訂を閣議決定したのに続き、今夏には我国初の宇宙の安全保障構想を策定するというのだ。
航空自衛隊が自衛隊発足以来初となる名称変更で宇宙航空自衛隊となるとの報道もあった。
岸田総理は陸海空に留まらず、我国の安全保障を確固たるものにしようとしている。
我国初の宇宙の安全保障構想。通常国会でしっかり、野党、メディアにも取り上げてもらいたい。
岸田総理が推し進める宇宙領域の安全保障!!!
安全保障政策について歴史的大転換を行った岸田総理。反撃能力の保有だけではなく、岸田総理が記者会見で語っていた重要なことがあるのだ。
それが宇宙領域での安全保障だ。
今回、防衛力強化を検討する際には、各種事態を想定し、相手の能力や新しい戦い方を踏まえて、現在の自衛隊の能力で我が国に対する脅威を抑止できるか。脅威が現実となったときにこの国を守り抜くことができるか。極めて現実的なシミュレーションを行いました。率直に申し上げて、現状は十分ではありません。新たにどのような能力が必要なのか、3つ具体例を挙げたいと思います。
(中略)
2つ目は、宇宙・サイバー・電磁波等の新たな領域への対応です。軍事と非軍事、平時と有事の境目が曖昧になり、ハイブリッド戦が展開され、グレーゾーン事態が恒常的に生起している厳しい安全保障環境において、宇宙・サイバー・電磁波等の新たな領域でも、我が国の能力を量・質両面で強化していきます。
(出典 首相官邸)引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
岸田総理が宇宙領域を重視する姿勢は、記者会見前からも報道されていた。その最たる例が航空自衛隊の名称変更だ。自衛隊発足以来初の名称変更で、宇宙航空自衛隊になると報道されていたのだ(参考)。
反撃能力の保有ばかりが報道されているが、新しい領域への対応も、我国の安全保障の大転換だ。
宇宙領域への取り組みを明らかにした岸田総理だが、更にその歩みを進めようとしている。それが我国初の構想の取りまとめだ。
岸田文雄首相は23日、首相官邸で開いた宇宙開発戦略本部に出席し、2023年夏をめどに宇宙分野に関する安全保障構想を策定すると表明した。自衛隊による宇宙利用の拡充といった防衛力強化につながる具体策を盛り込む。
16日に閣議決定した新たな国家安保戦略に基づくもので、宇宙安保関連に特化した初めての戦略文書となる。首相は同構想とあわせ、国の宇宙開発の基本方針を示す「宇宙基本計画」について「最新の宇宙開発動向を踏まえ3年ぶりに改定する」と述べた。
23日の会合では宇宙基本計画の工程表を改定した。宇宙の探査や利用など幅広い分野の協力策を盛り込む日米間の包括的な協定を23年に結ぶ目標を明記した。
(出典 首相官邸)
自衛隊による宇宙活用を拡充する方針の岸田総理。さらには幅広い分野での日米協定を目指す方針も示した。この会議では安全保障ではないが、スタートアップ大賞でも岸田総理が語ったスペースデブリ除去の産業化を目指す考えも示された。
自衛隊の宇宙領域への進出がより鮮明になった宇宙領域での安全保障構想。
安全保障で歴史的な決断を続ける岸田総理。どのような構想を取りまとめるのか注目したい。そして野党、メディアにも充実した審議を実現するために、しっかり建設的な議論、報道を行ってもらいたい。