【何たる言い草】蓮舫氏「泉代表の発信力がダメなのではないか。経験が浅く、知名度がない人をトップに立てると、まっとうな政策を言っても国民に届かない」
立憲民主党の蓮舫氏が、去年の参議院選挙で党の支持が広がらなかったのは泉健太代表の発信力に問題があったと批判し、政策の発信を強化するよう党執行部に注文をつけたとこが報じられた。
昨年9月の朝日新聞のインタビューでも、「立憲は昨年の衆院選、今夏の参院選と立て続けに議席を減らしました。要因は何ですか。」という質問に「理由は簡単。党勢がない。私も参院選で候補者として戦いましたが、『立憲民主党』と言えない空気がありました。何が原因なのか。やはりひとえに、それは執行部だと思う。参院選で比例票を大きく減らした責任は執行部にあると思い、泉健太代表に辞任を迫りました」と答えていた。(参考)
立憲民主党の蓮舫・参議院議員は、去年の参議院選挙で党の支持が広がらなかったのは泉代表の発信力に問題があったと批判し、政策の発信を強化するよう党執行部に注文をつけました。
立憲民主党の蓮舫・参議院議員は、17日夜、東京都内の大学で講演しました。
この中で、蓮舫氏は、去年の参議院選挙で党の支持が広がらなかった原因を問われたのに対し「泉代表の発信力がダメなのではないか。経験が浅く、知名度がない人をトップに立てると、まっとうな政策を言っても国民に届かない」と述べました。
そのうえで「野党の存在価値は、賃上げなど『こういう社会をつくりたい』と声高に言うことだ。われわれには政策があるので、執行部は猛省して、来週23日からの通常国会では国民に政策を届ける立憲民主党でなければならない」と注文をつけました。
何たる言い草だ。痛烈な泉代表批判をしているが、代表選で選ばれた代表だ。
確かに泉代表の発信については色々問題視されているが、そんなことよりも、繰り返すブーメランや、憲法改正とか安全保障に関する考え方などの政策も多くの有権者に否定されていて、さらに蓮舫氏を含む重鎮の方々のツイッターなどでの発信の方が問題あると思うのだが、いかがだろうか。
参院選で議席を落としたのも、支持率が低迷しているのも、すべての責任を泉代表に押し付けて「泉おろし」が始まるのだろうか。だとしたら泉代表が哀れでならない。私の目には、ちぐはぐさはあるものの、本来違う色の泉代表が、懸命に立憲民主党の色を出そうと努力しているように映っていたからだ。
蓮舫氏もここまで言うのなら代表選に出馬すればよかったのに。