防衛増税巡り、菅前総理「突然だった」⇒公明・北側氏「突然出てきたという印象はない」と反論
菅義偉前総理が、防衛費総額に伴う増税方針について「突然だった」と苦言を呈した。
自民党の菅義偉前首相は18日のラジオ日本番組で、防衛力強化に伴う岸田文雄首相の増税方針表明について「突然だった」と重ねて苦言を呈した。「特に増税については、丁寧な説明が必要だ」と指摘した。
菅氏はロシアによるウクライナ軍事侵攻などを念頭に防衛力強化の必要性を指摘しつつ、財源論については「例えば行政改革でいくら(費用を捻出した)とか、いろんなことを示した上で、できない部分は増税させてほしいとか、そういう議論がなさすぎた」と語った。
また菅氏は首相が表明した「異次元の少子化対策」に関し「思い切った少子化対策は必要だ」と述べた。一方で、党内の一部に財源を消費増税に求める意見があることについては「これだけ物価が高騰してるときに(少子化対策として)何をやるかのメニューが出ていない中で消費税(増税)の議論はありえない」と批判した。
ネット上でも「防衛力強化」や「防衛費増額」について検討していたことは知っていたが、「増税」については寝耳に水といった意見が多くあがっていて、菅前総理に賛同した声が多かった。
ところが、菅前総理の苦言に対して、公明党の北側一雄中央幹事会長は「突然出てきたという印象はない」と反論した。
公明党の北側一雄中央幹事会長は19日の記者会見で、防衛費増額に伴う政府の増税方針を巡り、菅義偉前首相が「突然だった」と苦言を呈したことに対し、「突然出てきたという印象はない」と反論した。
引用元 公明幹部、菅前首相の苦言に反論
これにはまたもネット上で「公明党は、事前に精査したうえで増税を了承していたのか」「突然でないと言うなら、いつから出ていたのですか?」という声があがっていた。
確かにこの言い方だと以前から自民と公明ですり合わせが行われていたと思われても仕方ない。しかし、萩生田氏や高市氏や世耕氏など、多くの自民党議員があれだけ反発していたので、さすがにそれはないと思う。
北側氏は何をもって「突然出てきたという印象はない」と語ったのだろうか。