中国が3年ぶりに海外への団体旅行を解禁へ。水際対策強化中の日米韓は含まず⇒ネット「含まれてなくて良かった」「来なくてよろしい」「正直ほっとしてる」
中国は、春節が明けの2月6日から3年ぶりに中国人の海外への団体旅行を解禁する。
報道によると対象となる国は20か国ほどだが、中国に対する水際対策強化中の日本、米国、韓国は含まれていないそうだ。
3年ぶりに中国人の海外への団体旅行が解禁されますが、日本は含まれていません。
中国外務省 汪文斌 報道官
「中国の社会生産・生活は全面的に正常に回復し、旅行活動を回復させる条件は整った」中国政府は先ほど、旅行会社に対し旧正月の春節が明けた来月6日から海外への団体旅行の販売を解禁するとの通知を出しました。
厳しい水際対策を行っている日本と韓国、また、アメリカなどは含まれていません。
対象となる国はタイやインドネシアなど20か国ほどです。
水際対策を強化している国に団体旅行を解禁できるわけがない。
ネット上では「含まれてなくて良かった」「来なくてよろしい」「正直ほっとしてる」という安堵した声が多くあがっていた。
また、「日本が衰退する前兆」とインバウンド効果が低下することを心配している意見もあったが、コロナ前の2018年の中国の旅行手配方法の割合は、団体ツアー31.4%、個人旅行パッケージ8.2%、個人手配60.4%となっていて、圧倒的に個人旅行が多数となっている。
(出典 観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2018 年 年次報告書」より)
したがって、中国からの団体旅行客が来ないからと言って、インバウンド効果を気にして悲観する必要はないと思う。むしろ、インバウンド業界が中国依存から脱却するチャンスではないか。中国以外の富裕層などをターゲットに、質の高いサービスを行いリピーターを獲得するには、うるさい国の団体客がいない方が都合がいいのではないだろうか。