スコットランドラグビー協会、トランスジェンダー選手が女子の試合に出場することを禁止
スコットランドラグビー協会がトランスジェンダーの選手が女子の試合に出場することを禁止すると発表したと報じられていた。
イングランドラグビー協会(RFU)やウェールズラグビー協会(WRU)、アイルランドラグビー協会などはすでにトランスジェンダーの選手が女子の試合に出場することを禁止していて、スコットランドラグビー協会は、これまで採用してこなかったことで批判を受けていたそうだ。
これまでも個人競技などでトランスジェンダーの選手が女子の試合に出場し、優勝もしくは上位に入っていたことで、女性選手にとってフェアではないと問題視されてきた。
スコットランドラグビー協会(SRU)は24日、トランスジェンダーの選手が女子の試合に出場することを禁止すると発表した。
すでにイングランドラグビー協会(RFU)やウェールズラグビー協会(WRU)、アイルランドラグビー協会(IRFU)は、女性として生まれた選手だけが女子ラグビーに参加できるよう選択していたものの、SRUの上層部は周辺の協会と同様の方針を採らないことを批判されていた。
ワールドラグビー(World Rugby)や英国内のスポーツ評議会の指針に従う決定。出場禁止措置は2月1日に施行される。
他の協議でも、国際水泳連盟が2022年6月に「トランスジェンダーの選手について、男性の思春期をわずかでも経験した場合は、女子競技への出場を認めないことを決めた」と報じられた。(参考)
トランスジェンダー選手を巡っては、「多様性と公平性」で意見が分かれてきたが、公平性を重視する動きになりつつあるようだ。
ネット上でも「当たり前のことだと思う」「当然だと思う」「仕方ないと思う」といった意見が多くあがっていた。
「それでは、トランスジェンダー選手は競技に参加できないのか?」という意見も当然出てくるだろうが、そこは各競技団体もしくは、スポーツ界全体が着地点を見出していくよう議論すべきではないだろうか。