大手回転寿司店で次々と悪質な迷惑行為。「はま寿司」は警察に被害届提出。「くら寿司」は警察に相談など対策強化。「スシロー」は「刑事民事の両面から厳正に対処する」
大手回転寿司での悪質な行為がSNSに出回っており、マスコミもついに取り上げるようになった。
「はま寿司」での迷惑行為の動画が話題となり、「はま寿司」は２５日に警察に被害届を出した。「くら寿司」でもテーブルに取った寿司を、再びレーンに返却する動画が拡散され、警察に相談するなどの対策強化に乗り出した。
そして、今度は「あきんどスシロー」の客が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口をなめたり、湯飲みをなめ回したり、商品の寿司に唾液をつけたりしている動画がSNSで拡散された。
「あきんどスシロー」は「（他の）お客さまとの信頼関係を損なう重大な事案であると受け止めている。刑事民事の両面から厳正に対処する」としているという。
回転ずし大手の「あきんどスシロー」（大阪府吹田市）は３０日、客が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口をなめる動画が交流サイト（ＳＮＳ）に掲載されていることが判明したと発表した。同社は「（他の）お客さまとの信頼関係を損なう重大な事案であると受け止めている。刑事民事の両面から厳正に対処する」としている。
動画にはしょうゆ差しの注ぎ口をなめる以外にも、客が未使用の湯飲みをなめ回す様子や、回転レーン上のすしに指でつばを付ける様子が映っている。ＳＮＳ上で拡散されており「もう回転ずしに行けない」などといった声が相次いだ。
同社は迷惑行為があった店舗や撮影時期などについては調査中としている。
「もう回転ずし行きたくなくなった」「動画になっていないものもある」「トラウマで回転寿司行けない」「寿司だけじゃなくお茶も飲めないね」「親は何してるの？」といったコメントがSNS上にあふれている。中には「子供にせがまれても連れていけなくなった」といった意見もあった。
愉快犯の軽はずみな行動のおかげで、回転寿司店は大打撃を受けることになりそうだ。