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【盗まれた仏像】大田高裁、韓国の浮石寺側の主張認めた1審判決を取り消し




対馬市の観音寺から盗まれた仏像を巡り、1審大田地裁が韓国の浮石寺側の主張を認める判決を言い渡していたが、大田高裁は1日、大田地裁の1審判決を取り消した。

韓国政府は1審を不服として控訴していた。

長崎県対馬市の観音寺から韓国人窃盗団によって韓国に持ち込まれた仏像をめぐり、「数百年前に略奪された」と所有権を主張する韓国の浮石寺(プソクサ)が像を日本に返還せず引き渡すよう韓国政府に求めた訴訟の控訴審判決で、韓国の大田(テジョン)高裁は1日、浮石寺側の所有権を認めた大田地裁の1審判決を取り消した。

問題となった仏像は長崎県の指定有形文化財「観世音菩薩坐像」で、2012年10月に盗まれた。日本側の捜査依頼を受けた韓国捜査当局が翌年窃盗団を摘発し、仏像を回収。実行犯はその後、韓国で刑事罰が下された。

浮石寺側は、仏像が「数百年前に倭寇に略奪された」と主張し、盗品として保管中の仏像の引き渡しを求め提訴。1審大田地裁は17年1月、仏像が「略奪や盗難など正常でない形で対馬に渡ったものとみられる」として、浮石寺側の主張を認める判決を言い渡していた。

1審を不服として控訴した韓国政府側は、倭寇による仏像の略奪などの経過は不明である上、長年占有したことで民法上の「取得時効」が成立し、所有権は観音寺側にあると主張。同寺の田中節竜住職は昨年6月、控訴審弁論に韓国政府側の補助参加人として出廷し、「10年前に窃盗団に盗まれて不法に韓国に持ち込まれたという事件の本質に立ち返るべきだ」と訴えた。

仏像は現在、大田の国立文化財研究所に保管中。韓国文化財庁は14年、像が日本に渡った経緯を調査し「略奪された蓋然性は高いが、断定は困難」と結論付けている。

引用元 対馬から盗まれた仏像「韓国へ引き渡し」一審取り消し 韓国高裁

ひとまずよかった。だが、あくまでも1審判決を取り消しただけで、観音寺に速やかに返還されるというわけではない。浮石寺側の弁護士は上告する方針を明らかにした。

長崎県対馬市から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像の所有権を主張する韓国の浮石寺側の弁護士は1日、所有権の訴えを退けた大田高裁判決を不服として上告する方針を明らかにした。

引用元 仏像所有権主張の韓国の寺側、上告へ

一日も早く観音寺に仏像が返ってくることを願う。







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