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【韓国】対馬から盗んだ仏像、日本に返すのが道理に合うが気持ちとしては容認できない




長崎県対馬市の観音寺から盗み出され、韓国へ持ち込まれた仏像を巡り、韓国の高等裁判所(二審)は、「韓国の寺が本来の所有者」と認定した一審の判決を取り消し「仏像の所有権は日本の寺にある」と判断した。原告側はこれを不服として上告し、最高裁の判断に委ねられることとなったが、韓国内では「仏像は盗品なので、日本に帰すのが道理」と考える一方で、「気持ちとしては容認できない面がある」そうだ。

[ノ・ヒョンソクの時事文化財]韓日で返還が議論されている金銅観音菩薩坐像

今年で693歳になったこの仏像は、実に険しい時代に生まれた。

倭寇の略奪行為と権勢家らの搾取行為が猛威を振るった時代だ。百姓たちは生き延びるのも厳しかった。農業をしていた土地を捨て、誰もが流浪民になった。後代の歴史家たちが麗末(高麗時代末期)と呼ぶ14世紀中後半、高麗王朝末期の朝鮮半島海岸地域は倭寇の蠢きによって無法地帯と化していた。しかし、人々は大同世上(すべての人が共に平等に生きる世界)への希望を失わなかった。仏の恩徳で平和、平等、充足した世の中を求め、共同体信仰に頼って乱世に耐えた。

中略

確かに盗品なので返すのが道理にかなっている。だが、日本に莫大な文化財略奪を受けてきた韓国人の立場としては、略奪の心証がある名品を渡すことが気持ちとしては容認できない面が明らかにある。高裁も今回の判決で浮石寺側の引渡し請求を棄却し、これとは別に「政府が文化財保護のための国際法的理念と文化財還収に関する協約などの趣旨を考慮し、仏像の返還問題を扱う必要がある」と明らかにした。結局、両国政府と文化財専門家、宗教家たちが私心のない対話を通じて、仏像を発願した高麗人たちの縁と共生の心を生かす解決策を模索するしかない。

引用元 対馬から盗んで韓国に持ち込んだ高麗仏像、返還すべきか

対象の仏像が倭寇に略奪されたという証拠もないし、仏教弾圧から逃れ対馬市の観音寺にやってきた可能性も十分ある。

「政府が文化財保護のための国際法的理念と文化財還収に関する協約などの趣旨を考慮し、仏像の返還問題を扱う必要がある」とあるが、結局は日本に返すなと言っているようなものだ。

こんなことだから海外の美術館やら博物館などから貸出拒否をされるのだ。感情がどうあれ、観音寺から盗まれたことは確かなのだから、いったん返すのが当然だ。それでも不服なら韓国内での裁判ではなく、国際的な裁判所に判断を委ねるべきではないだろうか。







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