早くも連携に暗雲?!日本維新の会が立憲民主党の憲法論議の姿勢を猛烈に大批判!!
通常国会が始まる前に、連携していくことが合意した立憲民主党と日本維新の会。臨時国会に続き、通常国会でも共同歩調を取るものと思われた。
しかし、だ。先が長い通常国会だが、すでに日本維新の会が立憲民主党の姿勢に怒り心頭なのだ。
日本維新の会に逆鱗に触れたのは立憲民主党の憲法論議の姿勢だ。何と衆議院の幹事懇談会を欠席したのだ。
立憲民主党と共に欠席したのは彼らの友党の共産党だ。日本維新の会ではなく、共産党との連携を立憲民主党は深めるべきでは?
早くも協調に溝が発生!馬場代表が立憲民主党を猛批判!
立憲民主党にとって保守層にアピールする絶好の機会になっている日本維新の会との連携。しかし、日本維新の会に何のメリットがあるのか疑問だったが、政策も理念も違う両党の違いが早速明らかになった。
憲法論議に対しての認識が違うことが浮き彫りになり、馬場代表がお怒りなのだ。
日本維新の会の馬場伸幸代表は8日の党会合で、立憲民主党の憲法論議に対する姿勢について「またまたサボり癖が出てきているのではないか。わが党は憲法改正は党是の一つだから、これができないとなると、立民との協調関係は非常に暗雲が垂れ込めてくる」と述べた。
(中略)
馬場氏は「是々非々とわれわれは言っている。『非々非々』になってしまうと、協調はもう終わってしまう」と指摘した。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
サボり癖とまで言われてしまう立憲民主党の憲法論議の姿勢。立憲民主党の憲法改正への姿勢は論憲だったはずだ。
議論も拒んでいては論憲とは言い難い。馬場代表が「サボり癖」というのも理解できる。
今回、立憲民主党が拒んだのは幹事懇談会だ。幹事懇談会の拒否でここまで日本維新の会を怒らせてしまったのだ。これが憲法審査会の審議拒否をした場合はどうなるのか。
この点について藤田幹事長が記者会見で言及している。
日本維新の会の藤田文武幹事長は8日の記者会見で、立憲民主党が衆院憲法審査会の審議を拒んだ場合、両党の国会での共闘関係を解消することもあり得るとの考えを示し、立民をけん制した。「立民が仮に審議を拒否すれば、政策合意は全てご破算にした方がいい」と述べた。
憲法審査会を審議拒否するなら政策合意を破棄すると言うのだ。幹事懇談会すら拒む立憲民主党の姿勢は理解できない。そして、日本維新の会も立憲民主党とは目指すところが違うことがわかったはずだ。
日本維新の会は参院選後こそ期待は高かったが、その後の支持率は伸び悩んでいる。日本維新の会にとって立憲民主党との連携に何のメリットがあるのか。何もないはずだ。
憲法論議について従前の「サボり癖」を披露していた立憲民主党。泉代表の肝入りの国会戦略も早々に破綻しそうだ。