志位委員長が、同性婚についての新聞社の世論調査を受け「首相は「社会が変わってしまう」と言ったが、すでに社会は変わっている」⇒原発再稼働も憲法改正も世論は望んでいますけど?
日本共産党の志位和夫委員長が、同性婚の法制化について、新聞社が行った世論調査で賛成数が上回っていることを受け「首相は「社会が変わってしまう」と言ったが、すでに社会は変わっている」とツイートした。
岸田総理は衆院予算委で、同性婚の法制化に関し「極めて慎重に検討すべき課題だ」「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と述べていた。
同性婚の法制化に「賛成」。
「読売」・日テレ調査―66%。
「産経」・FNN調査―71%。
首相は「社会が変わってしまう」と言ったが、すでに社会は変わっている。— 志位和夫 (@shiikazuo) February 20, 2023
世論調査の結果を錦の御旗のように振りかざしているが、それならばこれはどうだろう。
#東日本大震災 から3月11日で12年になるのを前に、朝日新聞社は全国世論調査を実施しました。
原子力発電所についての意識を尋ね、いま停止している原発の #運転再開 については「賛成」が51%で、#福島第一原発事故 後に聞き始めた質問としては初めて過半数になりました。https://t.co/4Grj1PC604
— 朝日新聞官邸クラブ (@asahi_kantei) February 20, 2023
読売新聞社は憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施し、憲法を「改正する方がよい」は60%(前回昨年3~4月調査56%)と、郵送方式となった2015年以降で最も高かった。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射などによる安全保障への関心の高まりを反映した。「改正しない方がよい」は38%(同40%)だった。
引用元 憲法改正「賛成」60%、「自衛のための軍隊保持」は45%…読売世論調査
3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。いまの憲法を変える必要があるかを聞くと、「変える必要がある」が56%(昨年調査は45%)で、「変える必要はない」37%(同44%)を上回った。
世論は原発再稼働も憲法改正も求めている。同性婚だけ世論に従えというのは整合性が取れないのではないか。
もっとも、同性婚を法制化するには、憲法24条1項の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」を変えなければいけないと思うので、憲法改正が必要になると思われるが、志位委員長はどうお考えなのだろうか。