大改革!岸田総理が労働移動の円滑化の促すために、失業保険制度の見直しを示唆!!!
岸田総理が動いた!
衆議院本会議で行った施政方針演説で言及していた労働市場改革。持続可能な賃上げを目指す方策として示された決意だが、徐々にその内容が明らかになりつつある。
岸田総理の肝いり会議、新しい資本主義実現会議の第14回目が開催された。その会議の中で岸田総理は労働市場改革として失業保険制度の見直しに言及したのだ。
自己離職と会社都合とでは大きな差がある失業保険。制度の見直しは転職を進めやすい環境の整備の第一歩だ。
岸田総理が着手!労働市場の大改革!
先月招集された通常国会。その冒頭で行われるのが施政方針演説だ。岸田総理は取り組み続けている賃上げについて施政方針演説でも当然言及している。
企業が収益を上げて、労働者にその果実をしっかり分配し、消費が伸び、更なる経済成長が生まれる。この好循環の鍵を握るのが、「賃上げ」です。
これまで着実に積み上げてきた経済成長の土台の上に、持続的に賃金が上がる「構造」を作り上げるため、労働市場改革を進めます。
まずは、足下で、物価上昇を超える賃上げが必要です。政府は、経済成長のための投資と改革に、全力を挙げます。公的セクターや、政府調達に参加する企業で働く方の賃金を引き上げます。
また、中小企業における賃上げ実現に向け、生産性向上、下請け取引の適正化、価格転嫁の促進、さらにはフリーランスの取引適正化といった対策も、一層強化します。
(出典 首相官邸)
この岸田総理の施政方針演説の賃上げに関する部分だが、聞きなれない言葉が盛り込まれていた。それが労働市場改革だ。
一体、どのような改革を行うのか注目していたが、新しい資本主義実現会議でその一端が明らかになった。
岸田総理は失業保険制度を大改革しようとしているのだ。
さらに、労働移動を円滑化するため、自己都合で離職した場合の失業給付の在り方の見直しを行います。非正規労働者の賃金を上げるため、同一労働同一賃金制の徹底した施行を図ります。
6月までに、この会議の場で、労働市場改革の指針を取りまとめますので、関係大臣及び委員の皆様方の御協力をお願い申し上げます。」
(出典 首相官邸)引用元 新しい資本主義実現会議
岸田総理が示唆した失業保険制度の大改革。現行の制度では、自己都合でやめる場合は、解雇といった会社都合に比べて給付を受けられる条件が厳しいものになっている。
また条件に加え、自己都合で離職した場合、現行ではハローワークで求職を申し込んでから給付開始まで2〜3カ月かかる。これは会社都合の場合、より時間がかかるものになっている。
岸田総理はこのような条件、制限を見直すことによって転職などを進めやすくするつもりだ。
労働市場改革の方策として浮上した失業保険制度の大改革。6月までに指針を取りまとめるとする岸田総理。今後の動きに要注目だ。