川勝知事が県内の盛り土問題に「口頭と文書であわせて25回の行政指導をした」と釈明!!→なんだかリニアと対応が違いませんか???
静岡県の川勝知事。リニア中央新幹線関連では歯切れが良いのだが、県内の盛り土問題については歯切れの悪さが目立つ。
静岡市の山間部に存在する大規模な盛り土。その盛り土をめぐって川勝知事は「口頭と文書であわせて25回の行政指導をした」と状況打開に力を尽くしていると釈明をしているが、問題が解決しなければ、ただの言い訳に過ぎない。
川勝知事はリニアにしか熱意がないのか。川勝県政が静岡県の発展に寄与しているのか大いに疑問だ。
リニア以外の問題には対応が鈍く感じられる川勝知事!!
リニア中央新幹線の静岡工区の着工を認めない川勝知事。その言動によって知名度だけは高まっている。
リニア中央新幹線をめぐっては積極的に発言をしているが、リニア中央新幹線以外の静岡県の課題については対応が鈍いようだ。
その鈍さが目立つのが静岡市山間部の2つの大規模な盛り土への対応だ。
この盛り土について、静岡県は強制力のある命令を発出してきませんでしたが、川勝知事は16日の会見で「口頭と文書であわせて25回の行政指導をしたが事業者が聞き入れなかった」と釈明しました。
<静岡県 川勝平太知事>
「決して事業地の外に支障がおよぶことのないように、1日も早く地域の不安が解消されるように行政代執行を視野に入れて、担当部局に対応するよう指示をした」今後については、行政代執行も視野に、毅然とした対応をする考えを述べています。
(出典 静岡県公式YOUTUBE)
盛り土を放置しておくことが危険であることは熱海市の土石流災害によって明らかになった。「25回の行政指導」を行ったと川勝知事は強調するが、事態が好転しなければ、ただの言い訳にすぎない。
この川勝知事の言い訳が飛び出したのが2月16日の記者会見だ。だが、この問題だが、突如降って湧いた問題ではないのだ。
県は2005年に住民からの通報を受け、日向地区の盛り土の存在を把握。2006年には事業者に口頭で注意したほか文書でも指導しましたが、事業者は「自分の土地に土砂を捨てているだけ」と応じなかったということです。
一方、杉尾地区の盛り土の造成は2018年ごろに始まったとみられ、県はその翌年に口頭で行政指導を行い、事業者は「検討する」と回答したそうです。
しかし、その後も2カ所への土砂の搬入が止まることはなく、2021年1月ごろまで続いていたとみられます。
2箇所のうち1つは2005年、もう1つは2019年には静岡県は認識していたということになる。
そして県がモタモタしている間に土砂の搬入は2021年1月ごろまで続いたとされているのだ。
リニア中央新幹線関連では動きが早い川勝知事だが、なぜこの問題に対してはここまで対応が遅いのか。
25回の行政指導、これはただの言い訳だ。
住民への危険性を一日でも早く取り除くために川勝知事に迅速な対応を求めたい。それが出来ないのであれば静岡県の行政のトップを担う資質が欠けていると言わざるを得ない。