大疑問!韓国のWTOへの提訴取り上げの見返りに対韓輸出厳格化を解除?管理体制は整ったの???
徴用工問題で韓国側が我国企業の賠償金支払いを韓国の財団が肩代わりする内容の解決策を検討している。徴用工問題での進展が期待されるがその一方で、もう一つの問題で動きがありそうだ。
その問題は我国が安全保障上の問題から厳格化した対韓輸出管理だ。
しかし、だ。韓国側の管理体制が整ったなら解除は妥当だと思うが、韓国のWTO提訴取り下げと同時に行おうとしているのだ。
またしても韓国に対しては弱腰なのか。政府には説明を求めたい。
韓国に弱腰??対韓輸出管理厳格化の解除を検討???
我国と韓国との間にある徴用工問題が重要な局面を迎えようとしている。解決済みの問題を蒸し返した韓国だが、解決策を公表すると報道されている。
徴用工問題が進展を見せる一方で、我国の弱腰姿勢を浮き彫りになっているのが対韓輸出の厳格化の問題だ。次のように報道されているのだ。
日本政府は、韓国向け半導体材料などの輸出管理の厳格化措置について、韓国政府が対抗して行った世界貿易機関(WTO)への提訴を取り下げれば、解除する方向で調整に入った。元徴用工訴訟問題の決着を見据えた対応で、日韓両政府は解除と提訴取り下げをあわせて実現させることを検討している。
(中略)
日本政府は、元徴用工問題で受け入れ可能な解決策を韓国が発表すれば、解除に向けた環境が整うとみている。一方、19年9月の韓国による提訴以降、WTOでの係争は続いており、日本は解除前の提訴取り下げを求めている。韓国側は解除と取り下げがほぼ同時であれば、受け入れ可能だとの考えに傾いているという。
この報道が事実であるならば、全く理解に苦しむ。徴用工問題と対韓輸出管理の厳格化は無関係の問題で、韓国の輸出管理体制に疑義があることがことの発端だったはずだ!!(参考)
韓国の輸出管理制度が不十分で、安全保障上の懸念があるため実施したはずの韓国への輸出管理体制の強化がなぜ徴用工問題の解決策とリンクするのか。
韓国側が構築している輸出管理体制に、安全保障上の懸念がなくなれば厳格化を解除すれば良いだけの話なのだ。
この報道について小林前経済安全保障担当相が自身のTWITTERに次のように大正論を投稿している。
韓国向けの半導体素材等の輸出規制は、外為法に基づいて実施したものであって、旧朝鮮半島出身労働者問題に関する案件とは関係はなく、韓国側の管理体制に関する課題が解決されたのかが解除の判断基準だと思います。
(出典 小林前大臣公式TWITTER)引用元 https://twitter.com/kobahawk/status/1632177452905811974?cxt=HHwWjMDSrd2v1KYtAAAA
小林前経済安全保障担当相の言う通りだ。
なぜ政府は徴用工問題と関連付けようとするのか。全くもって理解に苦しむ。解決案を練り上げた尹大統領に手土産でも持たせようとしているのか。
韓国や中国といった我国に対して非礼な姿勢をとる国に対して、岸田総理は一貫して厳しい姿勢を示してきた。しかし、だ。ここで韓国に対して甘い対応をすれば、今までの姿勢はなんだったのかと疑問を持たざるを得ない。
岸田総理には、徴用工問題と輸出管理の厳格化は別問題としてしっかり対応をしてもらいたい。
(出典 首相官邸)