林外相のG20欠席問題、外務省の説明不十分説が大浮上!!
G20の外相会合が行われたが、我国の林外相は国会日程を理由に欠席し、代わりに副大臣が出席した。
この林外相の欠席については野党からも批判の声が上がっていたが、自民党の世耕参議院幹事長が外務省の説明の不十分さを指摘しているのだ。
根回しをしていたとされる外務省だが、その根回しは十分だったのか。責任転嫁が十八番の外務省の今後の説明に要注目だ。
G20の外相会合に欠席した林外相。その原因??
今年、我国にはG7の議長国であり国際社会でリーダシップを発揮することが期待されている。だが友好国のインドで開催されたG20外相会合には、国会日程を理由に林外相が欠席した。
この欠席について外務省内ではため息が漏れているという。
参院予算委員会は、岸田文雄首相と全閣僚が出席し1、2両日に予算案の基本的質疑を行う。17年から定例化したG20外相会合を日本の外相が欠席するのは初めて。
(中略)
外務省幹部は「外相の欠席は痛い」とため息交じりに指摘。政府関係者も「インドとの間でしこりが残らなければいいが」と漏らした。
(出典 外務省公式フェイスブック)
政府与党の間でどのようなやり取りがあったのか不明だが、ここにきて自民党の世耕参議院幹事長が重要な指摘をしている。
何と、外務省の説明不足だというのだ。
自民党の世耕参院幹事長は、3日「外務省からどうしても出たいという説明・要望が一切なかった」と述べ外務省の調整に問題があったとの認識を示しました。
世耕参院幹事長は、3日の会見で林外相のG20外相会合欠席について「残念ながら、外務省から『こういうアジェンダがあるから出なければいけない』 といった説明・要望が一切なかった。通常の海外出張と同じように紙が回ってきた程度だった」と述べ外務省の調整に問題があったとの認識を示しました。
(出典 自民党)
引用元 自民・世耕氏「外務省からどうしても出たいと説明なかった」林外相のG20外相会合欠席巡り
「通常の海外出張と同じように紙が回ってきた程度」とは驚きの証言だ。G20外相会合が大事な会合であるなら、外務省は、丁寧に説明と要望を出すべきだった。
世耕参議院幹事長が「海外出張が実現できるようにしていきたい」というように、国会が開かれていても、昨年の鈴木財務相が海外出張したように柔軟に対応した事例はあるのだ。(参考)
外務省は重要な会合と認識していながら、なぜ通常の海外出張のような紙を出したのか。そしてなぜ丁寧な説明と要望をしなかったのか。このような杜撰なやり方が根回しをしたということになるのか。
今回の林外相のG20外相会合への欠席は間違いなく我国の国益を損なった。外務省には責任転嫁するのではなく、きちんとした説明を求めたい。