徴用工問題のみ解決するの??自衛隊機へのレーダー照射問題等は置き去りなの???
韓国政府が発表した徴用工問題の解決策。我国政府は好意的に受け止めているようだが、この問題は我国と韓国との間にある多くの問題の1つに過ぎない。
まだ自衛隊機へのレーダー照射問題や岸田総理が外相として携わった元慰安婦問題の日韓合意の履行等数多くの問題がある。
そして、徴用工問題とは別に安全保障上の懸念から実施した輸出管理の強化を、徴用工問題の解決策の公表を受けて解除しようと謎の動きも見られている。
徴用工問題の解決策のみをもって、日韓両国の間にある問題がチャラになるのか。我国政府には未来志向の日韓関係の構築のために毅然とした対応をしてもらいたい。
徴用工問題のみではない!我国と韓国との間の大問題がありますよ!!!!!
韓国が日韓請求権協定で解決済みだった徴用工問題を蒸し返した結果、韓国の文政権では日韓関係は史上最悪とも言えるレベルまで冷え切った。
その徴用工問題の解決案を練り上げ、日韓関係を正常化しようとしているのが尹政権だ。その尹政権は徴用工問題の解決策を公表し、日韓関係の正常化を訴えた。
韓国の朴振外相は6日午前、日韓間の最大の懸案である「元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)」の訴訟問題について、韓国大法院(最高裁)判決で確定した被告の日本企業の賠償を、韓国の財団が肩代わりする解決策を発表した。
(中略)
ソウルの外交省で記者会見した朴外相は、経済や安全保障などあらゆる分野で日韓協力が非常に重要だとして「長期間硬直した関係を放置せず、国益の次元で国民のために悪循環の輪を断ち切るべきだ」と述べた。
(出典 ウィキペディア)
この韓国政府が発表した解決策について岸田総理は「日韓関係を健全な関係に戻すためのものとして評価する」(参考)と語り、林外相も「日韓関係を健全な関係に戻すものとして評価する」(参考)と岸田総理と同様の言葉で評価している。
しかし、だ。忘れてはならないことがある。それは、徴用工問題は我国と韓国との間にある唯一の問題ではなく、数多くある問題の1つということ。
そして他の問題には進展がほとんどないのだ。
日韓に禍根を残した2018年のレーダー照射問題は、韓国側が事実関係を認めず未解決のままだ。韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に対し、攻撃する際の準備行為であるレーダーを照射した危険極まりない行為だった。
外務省関係者は「韓国にレーダー照射の事実を認めさせることは難しい」と話す。日韓が北朝鮮の脅威に対抗する上で大切となる防衛当局間の信頼は回復していない。
(出典 防衛省)
自衛隊機へのレーダー照射問題、元慰安婦に関する日韓合意、そして慰安婦像。さらに佐渡金山の世界遺産への登録と解決をしなければならない問題はまだまだあるのだ。
こうした問題が徴用工問題の解決策が示されたからといって全てがなかったことには当然ならない。
徴用工問題では解決策を提示させた岸田総理。他の問題も解決し、未来志向の日韓関係を構築してもらいたい。
(出典 首相官邸)