元官僚「行政プロセスで国家公務員が文書を作れば行政文書だが真実の保証は全くない…」
今国会で話題の中心となっている総務省の行政文書について、元官僚が「行政プロセスで国家公務員が文書を作れば行政文書だが真実の保証は全くない。それが野党議員に渡り国会審議に使われた。国家公務員法の守秘義務違反、秘密漏洩罪で公文書偽造の可能性も。政治家追い落としに悪用されれば国家公務員の権限乱用。絶対に許されない」と指摘したうえで、「これがまさに政治家の追い落としに仮に悪用されるということがあったら、これは本当に国家公務員の権限の乱用というか、まったく許されてないことであります。これは真実を追及して襟を正すべき重要な問題だと思います」と強調した。
「非常に不可解な出来事。公務員が文書を作れば、行政文書だが、それが真実だという保証はない。それが突然、野党の議員に渡り、国会の審議に使われた。少し考えただけでも、国家公務員違反、守秘義務違反、秘密漏泄罪、公文書偽造罪等の可能性がある」pic.twitter.com/0Q5leNhxxt
— 🇯🇵+α🌸💕 (@ZMBLb7B9fV7xKpN) March 14, 2023
しかし、追及している立憲民主党は文書が残っていれば、捏造ではなく事実と主張し、追及している。
【小西文書】
福山哲郎「(作成者は)『確実な仕事を心掛けているので、文書があるなら大臣レクは行われたかもしれない』と言ってる。その通りなんです。文書が残ってるんです。実際に(レクが)あったという事なんです。そしたらこの紙、捏造じゃないですね。高市大臣」
コイツは何を言ってるんだ…🥶 pic.twitter.com/LZiWGnECsa
— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) March 13, 2023
いつの間にか文書が捏造かどうかの話題になっているが、そもそもこの問題、政府が放送法の解釈を変更し、報道に介入したり、圧力を加えていたかの話だったはず。いつの間にか見ている方がうんざりする追及ごっこになってしまっている。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「争点がずれている。政治的な圧力で解釈がゆがめられ、自由な放送ができなくなったかどうかが本質だ」と指摘した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は14日の記者会見で、放送法の解釈を巡る行政文書に関し、高市早苗経済安全保障担当相への追及を強める立憲民主党の姿勢を疑問視した。「争点がずれている。政治的な圧力で解釈がゆがめられ、自由な放送ができなくなったかどうかが本質だ」と述べた。
まさにその通り、だったら、政府を追及するよりも、各放送局に圧力があったかどうかの調査に行けばいいだけの話だ。特に立憲民主党は突撃は得意のはずなのに、なぜそれを今回はしないのだろうか。
また、玉木代表は「私は、何か勝者も敗者もないような、そういう何か若干…、もっと他の大事な議論をした方がいいんじゃないかなという気がする」とも述べていた(参考)。本当にその通りだ。国民民主党にとっては追及ごっこで時間を割かれるよりも、賃上げなどの問題に集中したいと思っているのだろう。我々国民もそう思っている。