尹大統領が自信を見せる徴用工問題の解決策！→早くも原告３人が解決策を拒否！→この案を本当に受け入れていいの？？？
大きな節目を迎えた徴用工問題。韓国の尹政権が公表した解決策をめぐって我国政府はおおむね好意的な反応を示していた。
尹大統領もこの解決策には自信があるのか、再燃する可能性について読売新聞のインタビューに「心配には及ばない」と語っている。
しかし、だ。尹大統領の言葉とは裏腹に早くも原告３人が財団からの支払いを拒否する意思を示しているのだ。
尹政権は良いとしても、次の大統領に蒸し返される可能性は本当にないのか。岸田総理には熟考してもらいたい。
解決策に自信を見せる尹大統領！しかし原告の反応は、まさかの拒否！！！
日韓関係の正常化に向けて徴用工問題の解決策を公表した韓国の尹政権。この姿勢は評価に値するが、我国が最も懸念しているのは、解決した後に再燃する可能性だ。
我国の懸念を察してか、尹大統領は読売新聞のインタビューで解決策についての自信を見せている。
韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領は１４日、ソウルの大統領府で読売新聞の単独インタビューに応じた。日韓最大の懸案である元徴用工（旧朝鮮半島出身労働者）訴訟問題の解決策を出したことを踏まえ、１６日からの日本訪問で日韓関係を正常化することに意欲を示した。元徴用工問題が再燃する可能性については「心配には及ばない」と強調した。
（出典 首相官邸）
再燃する可能性について「心配には及ばない」と明言した尹大統領。「調和するように解決するのが、政治指導者の責務だ」と語り、日韓関係の正常化を進める意思を改めて表明している。
この尹大統領の言葉は評価したいが、尹政権後に再燃する可能性はないのかという懸念は払拭できない。
実際に、尹政権が解決策を公表し、日が浅いにも関わらず、早速原告の一部が財団からの支払いを拒否すると表明しているのだ。
元徴用工訴訟の原告側弁護士らは13日、日本企業の賠償の肩代わりを担う韓国政府傘下の財団を訪れ、この解決策での受け取りを拒否する原告3人の意見書を手渡しました。
原告側弁護士「反対の意思表示が今後さらに確実になる方々がいれば、当然追加で意思表示を行う予定」
最終的かつ不可逆的な解決として合意された慰安婦問題の日韓合意だが、朴政権から文政権に変わり、合意破棄への流れを加速させていった。そして「日韓合意で慰安婦問題は解決できない」「被害者や国民を排除した政治的な合意だ」と当時の文大統領は言い始めたのだ。
こうした日韓合意への対応をみれば、徴用工問題の解決策も同じ道を辿る可能性はある。
安全保障環境が厳しさを増す中で、日韓関係を正常化し、未来志向にすることには大賛成だ。ただ、岸田総理にはこの解決策を安易に受け入れるのではなく、よくよく精査してもらいたい。