玉木代表、小西氏の幹事更迭に「(小西氏は高市大臣に)議員辞職すべきだとおっしゃったので、整合性をとる対応をしないと…」
立憲民主党の小西洋之参議院議員が参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭されたことを受け「筆頭幹事を外れるだけで、処分がなされたとメディアの皆さんは思うのか」としたうえで「整合性のとれた対応をしないと、(立民の)党としての信頼も失われるのではないか」と述べた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は4日の記者会見で、立憲民主党が小西洋之参院議員を参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭したことについて「整合性のとれた対応をしないと、(立民の)党としての信頼も失われるのではないか」と述べた。
小西氏は衆院憲法審のあり方をめぐり、「毎週開催はサルがやること」などと発言し、処分された。小西氏は自身の発言を報じた報道機関への「法的措置」に言及するなど、「報道への圧力」と受けとれる言動を繰り返している。
玉木氏は小西氏のこうした言動を念頭に「筆頭幹事を外れるだけで、処分がなされたとメディアの皆さんは思うのか。(小西氏は高市早苗経済安全保障担当相が)議員辞職すべきだとおっしゃったので、整合性をとる対応をしないと、党の信頼は成り立たない」と指摘した。
これは玉木代表だけでなく、ネット上の意見を見ていても「甘すぎる」といったコメントが多く投稿されている。実際、小西氏は幹事を更迭れれても、参院憲法審の委員は引き続き務めることとなっていて、幹事という名誉だけが剥奪された形であり、何の処分にもなっていないと疑問を持つ人が大勢いる。
玉木代表が述べるように、報道への圧力の追及で、成り行きとはいえ高市大臣の議員辞職を迫ったのだから、相応の処分があってもいいはず。玉木代表は「党の信頼は成り立たない」と述べているが、ネット上では処分の甘さについて「やっぱりね」といった意見があがっていて、最初から立憲民主党が厳しい処分を下すことなど想定していなかったようだ。つまり、多くの有権者に信用されていないということだ。