【現在懸命に捜索中なのに…】陸自ヘリ消失に、毎日新聞「後を絶たない自衛隊機の事故」と批判。⇒元陸自の作家「毎日新聞の品格を疑います！」ネット上も「悪意を感じる」
陸上自衛隊のヘリが消息を絶ち、懸命な捜索作業が行われている中、毎日新聞が破廉恥な記事を配信した。
今はただ懸命に乗員していた隊員たちと機体を捜索しているのに、毎日新聞は「陸自ヘリ不明、過去に同型機でも 後を絶たない自衛隊機の事故」と報じた。もちろん、事故なのか外部からの要因なのか、操縦者にアクシデントがあったのか、何もわかっていない状況だ。
6日午後4時ごろ、沖縄県・宮古島周辺を飛行中の陸上自衛隊のヘリコプターがレーダーから消えた。防衛省によると、高遊原（たかゆうばる）分屯地（熊本県益城町）の第8飛行隊に所属するヘリで、当時は隊員10人が乗っており、第8師団（熊本市）の坂本雄一師団長（55）が含まれていた。機影が確認できなくなった付近の海域で海上保安庁の巡視船が捜索している。6日午後7時現在でヘリは発見されていないが、油や浮遊物が見つかったとの情報がある。
自衛隊機の事故は後を絶たない。
2016年4月、鹿児島県鹿屋市の山中に空自の飛行点検機が墜落し、乗員6人が死亡した。機長が山の標高を誤って認識するなどしたことが原因だった。18年2月には、陸自の戦闘ヘリが佐賀県神埼（かんざき）市の住宅街の民家に墜落。乗員2人が死亡したほか、民家にいた当時小学5年生の女児も軽傷を負った。
今回と同型のヘリの事故も、過去に起きている。
17年10月、浜松市沖で夜間に訓練飛行をしていた空自のUH60J救難ヘリが墜落。乗員3人が死亡し、1人が行方不明になった。
空自は18年に調査結果を公表し、操縦士2人が一時的に機体の姿勢や高度を把握できなくなる「空間識失調」に陥り、急降下に気付かなかったとした。高度計などの確認や乗員間の連携も不十分だった一方、機体には問題はなかったと結論付けた。
空間識失調は、22年1月に石川県の小松基地沖で空自のF15戦闘機が墜落して乗員2人が死亡した事故でも、原因だった可能性が高いとの調査結果が示された。
これには元陸自で作家の山下裕貴氏も「毎日新聞の品格を疑います！」と怒りのツイート。
懸命に行方不明者を捜索している時期に→「後を絶たない自衛隊機事故」の見出し…毎日新聞の品格を疑います！https://t.co/iRfcLrpwbN
— 山下裕貴 元陸自総監 作家 (@veteran_h_yama) April 7, 2023
他にもネット上には「相次ぐなんて言い方は不適切だと思いますけど」「呑気に批判記事を書いている記者さんと違って、国の安全のために命を削る仕事を自衛官の方達はしているのですよ」「この表現の仕方はなんなのか？人が亡くなっている可能性も考えられる事故が起こっている最中にする表現なのか？」「なぜこのように悪意のある表現の発想が湧くのだろう」「無事故であって欲しいし検証は必要だと思うが、事故があっただけで批判的なタイトルを付けるのは悪意をかんじる」といったコメントが投稿されていた。
多くの人が今はただ隊員たちの無事を祈っている中で、よくもこのようなデリカシーの欠片もない報道をしたものだ。山下氏は「毎日新聞の品格を疑います！」と述べているが、品格など持ち合わせていないのかもしれない。