現職総理を狙ったテロが発生！細野氏、玉木代表が大警告！さらに我国のメディアはアーダーン前首相の言葉を聞け！！！
またしても発生した選挙遊説中のテロ事件。現職総理が狙わる最悪のテロ事件だった。そのテロ事件の発生について与野党問わず、テロリストを批判する声が上がっている。
こうした与野党の姿勢は評価できるが、評価できないのは我国のメディアだ。我国のメディアは安倍元総理に対してのテロ事件の際、理解に苦しむ報道を行った。
メディアの姿勢については細野豪志氏、そして国民民主党の玉木代表も批判の声を上げ始めた。
稚拙な我国のメディアに是非聞いてもらいたいのがニュージーランドの前首相アーダーン氏の発言だ。
今回のテロ事件をきっかけに、メディアはテロに甘い姿勢から脱却するべきだ。
細野氏、玉木代表も憤りを禁じ得ないメディアの姿勢
現職総理を狙ったテロ事件が発生した。安倍元総理のテロ事件から１年も経っていないうちにだ。
今回のテロに対しても批判の声が与野党から上がっているが、安倍元総理へのテロ事件についての報道姿勢を批判している議員がいる。それが細野氏だ。
細野氏は「若者の『漠然とした不安』や『失望』がテロの背景にあるという言説があるが、それらはどんな時代もどの国にもある。民主主義国においてテロを時代や政治のせいにするのは有害無益」とツイート。続けて「安倍晋三元総理にテロを働いた男に対する甘い言説が模倣犯を生んだ現実を直視すべき」と言及した。
（出典 細野氏公式TWITTER）
大正論だ！安倍元総理へのテロ事件について甘い言説があったことは否定できない。そして同様に批判の声を上げたのが国民民主党の玉木代表だ。
玉木氏は、安倍晋三元首相が昨年７月の参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告（４２）に触れ、「（山上被告を）肯定するような言説もあるが完全に間違っている。テロにいかなる理由も正当性も与えてはならない。小さな隙間からテロがはびこり、民主主義を壊していく」と訴えた。
（出典 玉木氏公式TWITTER）
玉木代表の主張も、細野氏の主張と同様に大正論だ。いかなる理由も正当性もテロには与えてはならないのだ。
そして、だ。我国のメディアにとって耳の痛いことだと思うが、テロ事件が発生した際に当時首相であったアーダーン氏も次のようにテロについて語っている。
そして、容疑者の男について「テロの目的の１つは、悪名をとどろかせることだ。だから私は今後、男の名前を言うことはない。むしろ命を奪われた人たちの名前を呼ぼう。ニュージーランドは男に何も与えない。名前もだ」と述べたうえで、容疑者に勇敢に立ち向かった人たちとして、パキスタン出身の男性と、アフガニスタン出身の男性の事件当時の状況を名前とともに紹介しました。
（出典 アーダーン氏公式TWITTER）
このアーダーン氏が語るテロ事件では５０人もの人命が失われたのだ。アーダーン氏が指摘するようにテロの目的の１つは「悪名をとどろかせること」だ。この目的の１つを考えてみると、安倍元総理暗殺の実行犯の目的はまんまとメディアの手によって達成されたことになる。
テロに対して政治、そして社会が厳しい姿勢を示そうにも、我国のメディアが甘々な姿勢ではそれも不徹底に終わる。
メディアにはアーダーン氏の言葉を聞き、テロに対して甘い姿勢からの脱却を求めたい。