韓国、24日にも日本をホワイト国に再指定⇒先に行い、日本の反応を促す
韓国が24日にも日本を輸出優遇国(ホワイト国)に再指定することが報じられた。記事によると、日本が韓国を再指定するには時間がかかるため、韓国が先に行い、日本側の反応を促すとのこと。
韓国が輸出手続きの簡素化など優遇措置を取っている国「ホワイトリスト」に24日から日本が再び含まれることが21日、分かった。
中略
韓国政府は24日に日本をホワイトリストに含める内容を盛り込んだ戦略物資の輸出入に関する告示を官報に掲載する。先月の韓日首脳会談などを機に両国関係が改善に向かう中、韓国政府は日本に先駆け、日本をホワイトリストに再指定するための手続きに着手しこれを終えた。今後は両国の経済協力を正常化するための議論が本格化する見通しだ。
韓国政府は先月16日には日本の措置撤回を求めたWTOへの提訴を取り下げると表明した。
ただ、日本が韓国をグループAに再指定するまでにはもう少し時間がかかる見通しだ。
韓国産業通商資源部の関係者によると、告示で済ますことができる韓国側の手続きとは異なり、日本が韓国をグループAに再指定するためには閣議を経る必要があり、時間がかかる可能性があるという。同関係者は「どちらが先にホワイトリストに再指定したかに関係なく、共にこの問題を解決することにしたため、われわれが先にできる措置を取って反応を促すもの」と説明した。
両国は同問題を巡る実務協議を進めている。
西村康稔経済産業相は3月に韓国のホワイト国復帰について「幅広い品目における韓国側の輸出管理制度の実効性をしっかり確認し、今後の姿勢を慎重に見極めていきたい」と述べており、現在はその作業中のようだ。
経産省によりますと、両政府の対話は今月18日から20日の3日間、韓国で開かれたということです。
日本政府は、2019年8月から軍事転用の恐れが低いとされる製品を自由に輸出できるグループA=旧ホワイト国の対象から韓国を除外していますが、今年3月の首脳会談を経て関係を改善に向けた動きが進んでいます。
経産省は、韓国のホワイト国の再指定に向けて、韓国の輸出管理の運用状況や実効性について確認したとしています。
また、北朝鮮を含めた懸念国に対する迂回輸出への対策などについても、重点的に確認したということです。
両国は今月24日から25日に、日本で改めて輸出管理政策対話を行う予定です。
経済産業省がしっかり確認を行い、韓国をホワイト国に復帰させても問題ないという結論を出したのなら別に反対することではないが、関係改善の流れに乗ってホワイト国に復帰させるのであれば、日本国内からの反発は免れないだろう。