【衆院千葉5区補選】立憲・岡田幹事長「野党の側が候補者を調整できなかった一点に尽きる」⇒国民・榛葉幹事長「(野党一本化)それはまさに野合だ」
注目された衆院千葉5区補欠選挙。自民、立憲、維新、国民、共産、政女、無所属と、7人の候補が争い、自民党候補が当選した。
これについて、立憲民主党の岡田克也幹事長は「野党の側が候補者を調整できなかった一点に尽きる。一つの教訓にしなければいけない」と、候補者が乱立したことが敗因と語った。
立憲民主党の岡田克也幹事長は24日未明、自民新人が混戦を制した衆院千葉5区補選の敗因について「野党の側が候補者を調整できなかった一点に尽きる。一つの教訓にしなければいけない」と強調した。党本部で記者団に語った。
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岡田氏は「本当にこのような戦い方をして、有権者の期待に応えることになっているのか。それぞれの政党がよく考える必要がある」と苦言を呈した。
確かに、野党がそれぞれ候補者を出したことは立憲民主党には痛かったかもしれないが、共産党の1万2千票が立憲に流れることはあるかもしれないが、維新(2万3千票)と国民(2万5千票)の票がすべて立憲に流れるかどうかは疑問符が付く。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、野党候補一本化を求める声があったことについて「とにかく自民をやっつけるために共産党を含め一本化しろと。それはまさに野合だ」と野党共闘を否定した。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は23日夜、同日投開票の衆院千葉5区補欠選挙で野党候補が乱立したことを受けて野党候補一本化を求める声があったことについて「とにかく自民をやっつけるために共産党を含め一本化しろと。それはまさに野合だ」と述べた。都内で記者団に語った。
玉木雄一郎代表はかねてから重要政策で主張が異なる野党の共闘に否定的な考えを示している。玉木代表も共産党を念頭に置いた発言だと思われる。
日本維新の会の馬場伸幸代表も2月に衆院千葉5区補選での野党一本化について「絶対にない」と否定したうえで「一本化するメリットよりも『そこまでして勝ちたいのか』と有権者に与える印象の方が大きい」と語っていた。(参考)
維新は立憲から野党第1党の座を奪わんと虎視眈々と狙っているので、立憲有利の野党一本化には乗ってくるはずもない。また、国民も共産が加わるなら共闘には参加しないだろう。
どのタイミングで衆院が解散されるか注目されるが、今の状況では立憲は相当議席を失う可能性が大きい。