防衛省、沖縄にPAC3配備へ⇒玉城知事「説明不足」「住民の理解を得られるのか」⇒中山石垣市長は配備に理解「県の担当者から知事に正確な情報が伝わっていないのか？」
防衛省は２２日「本日、防衛大臣から部隊等に対して、弾道ミサイル等に対する破壊措置の準備に関する命令を発出しました」と発表（参考）。
政府は北朝鮮の軍事偵察衛星を事実上の長距離弾道ミサイル発射とみて、対応を急いでいて、沖縄県の離島に地上から弾道ミサイルを迎え撃つ地対空誘導弾パトリオットミサイル（PAC3）を配備する。
北朝鮮が計画する軍事偵察衛星の発射に備え「破壊措置準備命令」が出たのに伴い、防衛省は23日、沖縄県の離島に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット（PAC3）を配備する準備作業を急いだ。福岡県の空自関連部隊は同日午前、沖縄方面に移動を始めた。
日本政府は北朝鮮の衛星打ち上げを、事実上の長距離弾道ミサイル発射とみている。海上自衛隊のイージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル（SM3）と、空自のPAC3の二段構えで迎撃態勢を敷く。
これに対して玉城デニー沖縄県知事が猛反発。「唐突に北朝鮮のミサイルを引き合いに出して配備しようとする考え方で、果たして住民の理解や納得を得られるのか」と訴えた。
北朝鮮が計画する衛星発射を巡り、防衛省が発表した地対空誘導弾パトリオット（PAC3）の県内配備について、沖縄県の玉城デニー知事は22日、「まずは情報をしっかりと精査し、政府へしかるべく説明を求める」と述べた。那覇市内で記者団の質問に答えた。
玉城知事は、北朝鮮がミサイルの発射を繰り返している状況で、防衛省が今回に限ってPAC3を県内配備する対応を疑問視。これまでとの対応の違いについて「背景をしっかり精査するよう（担当部局に）指示した」と述べた。
宮古島や石垣島などが配備先になるとの見方に関し「説明不足と言わざるを得ない」と指摘。「唐突に北朝鮮のミサイルを引き合いに出して配備しようとする考え方で、果たして住民の理解や納得を得られるのか」と訴えた。
PAC3は完全に迎撃ミサイルだ。沖縄県に万が一に落下しようものならそれを迎撃するものなので、知事がそこに理解を示さないのは理解しがたい。
中山石垣市長は今回の配備について理解を示したうえで「県の担当者から知事に正確な情報が伝わっていないのか？」とツイートした。
PAC3配備については防衛省発表の文書を読めば南西諸島への配備「準備」については容易に理解できる。県の担当者から知事に正確な情報が伝わっていないのか？
玉城デニー知事「唐突だ。住民の理解を得られるのか」 迎撃ミサイル配備で情報の精査を指示(沖縄タイムス)https://t.co/1zVZRyueq3
— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) April 23, 2023
中山市長がこういうということは、政府からしっかり担当者に説明がされているということだろう。
玉城知事は「果たして住民の理解や納得を得られるのか」というが、政府と共に住民に理解を求めるのが知事の仕事ではないのか？沖縄県では知事がその責務を果たしていどころか、反米軍基地・反自衛隊の急先鋒となっているから始末に負えない。
文句を言うなら、日本の安全を脅かす北朝鮮や中国に言うべきだ。
ネット上には「沖縄県を守らないデニーは、県知事失格だろ 」「国防の気持ちが無くて日本国民か？」「沖縄に落ちて来たらどうすんだよ？ それでも知事なのか？」「またも沖縄県庁が利敵行為だ」といったコメントが投稿されている。